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鍼灸学科 スポーツトレーナーコース 東洋の真髄と西洋の科学性を修めた、患者さんを笑顔にする「臨床に強い鍼灸師」を目指そう。

2011/11/18(金)

なでしこジャパンから学ぶこと


 鍼灸学科 スポーツトレーナーコースの山口由美子です。
 世間は"なでしこジャパン"フィーバーで盛り上がり、いまだ冷めぬ勢いですが、私もサッカー日本代表チームでトレーナー活動を行っております。今年度の私の担当は、"リトルなでしこ"と呼ばれるU-19日本女子代表チームです。"U-19"とは"under19"のことで19歳以下の代表選手で構成されていることを示します。日本代表の女子チームは3つのカテゴリーしかなく、それぞれFIFA(国際サッカー連盟)が行う世界大会を目指すために立ちあげられます。U-19は2012年のU-20女子ワールドカップを目指し、先日10月6日~16日までベトナムで開催されたAFC(アジアサッカー連盟)U-19女子選手権に出場しました。この大会は来年開催予定のU-20女子ワールドカップのアジア最終予選を兼ねています。日本は無敗で優勝し、U-20女子ワールドカップの切符を獲得しました。
 アスレティックトレーナーの仕事には、このように各所属チームから選ばれた選手を集めて構成される選抜チームに帯同するアスレティックトレーナー、チームに所属しチームと共にオールシーズン活動するアスレティックトレーナー、医療機関や治療施設で選手のリハビリテーションや治療に携わるアスレティックトレーナーなど様々で、それぞれに仕事内容が異なる点があります。
 選抜チームに帯同するアスレティックトレーナーは、選手を所属チームからお借りしている立場と言っても過言ではありません。ですので、選手が所属しているチームの方針を尊重することが求められます。そして、所属チームのメディカルスタッフと情報交換を行い、選手サポートに当たります。選手が召集されるのは1年間のうちで大会期間を除くとわずかな日数です。その期間に選手に伝えられることは少しです。なので、選手が所属チームに帰って行う日々のトレーニングが非常に重要になってくるわけです。アスレティックトレーナーとして、選手が目標とする大会で優勝すること、そしてその選手が将来なでしこジャパンに選出されてオリンピックやワールドカップで活躍するためにも今何をしなくてはいけないか逆算して選手に伝えなければいけません。選抜選手が集まる合宿や大会期間だけを頭に入れて活動することが選抜チームに帯同するアスレティックトレーナーの仕事ではないのです。
 世界大会を目指す日本代表選手は、どのような環境にも動じず、自分のやるべきことを理解しいつも通りのパフォーマンスを発揮できる能力が必要です。なでしこジャパンの優勝はその一つだと思います。世界中で開催される大会では、衛生環境が悪い国での試合もあります。食事の味が日本人の我々にとっては摂りづらいと思うこともあるでしょう。試合スケジュールがハードで疲労困憊の状況で臨む試合もあるでしょう。どのような環境でも、弱音を吐かず、最高のパフォーマンスを発揮し、積極的にチームの為に動ける選手でないと世界とは戦えません。そのためにアスレティックトレーナーとして何ができるか?日々考えながら活動をしています。実はアスレティックトレーナーの仕事の一つにも教育的指導という項目があるのです。
 将来の日本のスポーツ界を支えるのは、これからアスレティックトレーナーを目指す皆さんです。是非、一緒に世界で戦える選手のサポートを考えていましょう。

画像(公開分).JPG


11月11日現在 ※文責:増田研一

  • 山口由美子講師がアスレティックトレーナーとして帯同してきたサッカーU-19日本女子代表チームは10月6日~16日までベトナム・ホーチミンで開催されましたAFC U-19女子選手権で見事優勝しました。同時にフェアプレイ賞も受賞しました。これにより来年8月に開催されるFIFA U-20女子ワールドカップの出場を決めました。
  • 浅井潤紀さん(H23年3月卒業)がトレーナーを務めるFC鈴鹿ランポーレ(サッカー)が天皇杯三重県予選を勝ち抜いて本大会出場を決めました。
  • 内窪信一郎さん(H14年3月卒業)が専属契約を結ぶ上原浩冶選手の所属するテキサス・レンジャーズがワールドシリーズ出場を決めました。
  • 山下隆弘さん(H14年3月卒業)の所属する福岡ソフトバンクホークスがパ・リーグ優勝を決めFSも勝ち抜き日本シリーズに駒を進めました。

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