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鍼灸学科 東洋医療コース 東洋の真髄と西洋の科学性を修めた、患者さんを笑顔にする「臨床に強い鍼灸師」を目指そう。

2008年7月アーカイブ

2008/07/04(金)

医療の現況とその役割

今月は医療の現況とその役割について考えてみたいと思っています。

このテーマを担当することになりました関西医療大学の保健医療学部・鍼灸学科・東洋医療コースの吉備 登といいます。

現在、世界には数多く医療が存在していますが、日本において江戸時代までは伝統医学である漢方薬とはり・灸などの東洋医学が中心となっておこなわれてきました。しかし、明治政府は西洋医学を中心とする医療に大きく変換させ、東洋医学は細々とおこなわれている状態が続いてきました。

しかし近年、アメリカやEUなどでは相補・代替医療(CAMとも呼ばれ、西洋医学以外の医療)が再評価され、良いものであれば医療のなかに積極的に取り込もうという動きがあります。
その理由としては、西洋医学は原因のはっきりした疾患や外傷や感染症などにおいては主流ではあるのですが、やはり限界もあり、慢性疾患や原因不明・心因など複雑な原因の疾患ではうまく治療ができていないということがあります。
なかでも、東洋医学は厳正におこなわれたRCT(ランダム化比較試験)などによってある程度その治療効果も確認され、「病人全体を診る」「自然治癒力に働きかける」「未病(いまだ病気にはなっていないが、何らかの自覚症状がある状態)を治す」など特徴をもっているので、心地良さ・ぬくもり・安らぎなどが認められ、広く受け入れられてきています。また、高齢化による医療経済面や安全性の面からも問題が少ないことなどがあげられています。

私たちは今後、西洋医学と相補・代替医療を組み合わせてお互いの長所を最大限に生かし、患者さんを全人的にとらえ、予防から治療、そして健康維持めざしてサポートしていく「統合医療」を目指そうとしています。
そこで、相補・代替医療のなかでも、東洋医学を十分に理解したうえでおこなうことが重要になってきます。はり・灸などの医療は今後益々重要性が増してくると考えられます。

いっしょに伝統的なはり・灸の技術・知識とその考え方などを学び、患者さんに喜んでもらえる鍼灸の国家資格を手に入れましょう。


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2008年

関西医療大学

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