
2011/08/05(金)
これが治せるセラピスト
皆さん、こんにちは。
関西医療大学保健医療学部 理学療法学科 講師の米田浩久です。
今回は、「これが治せるセラピスト」をテーマにお話しします。
今日もことわざから入りますが、「医は仁術」と申します。
文字通り、医療は人を活かすものであるということです。
これまでも、この教員ブログで「治せるセラピスト」になるためのさまざまな理学療法の技術(経穴刺激理学療法やトップダウン評価など)をご紹介してきました。
これらの技術は、「障害を持たれる方を治すための必須の技術である」と、学生に教える身である私自身が心から確信しています。
ただ、治せる技術だけでよいのでしょうか?
患者さんへの想いを持たず、ただ技術だけによって患者さんを治すのであれば、それは単なるセラピストの自己満足であり、やがてはセラピストの驕り(おごり)にもつながります。技術だけによる治療では、患者さんは主役になり得ません。
先程の「医は仁術」の「仁」ですが(いつかドラマにもなっていましたが...)、その真義は「全てを包容して化育を遂げる」ことにあります。つまり、患者さんを慈しみ、その悩みや辛さ、望みや欲望などのすべてをセラピスト自身が受け止め、その上で患者さんの状態を良くし続けようというのが、理学療法の「仁術」ではないかと思います。
優れた技術や知識の前に、患者さんを思いやる心(仁)を持つ者こそが、「治せるセラピスト」だと信じます。
私の教える学生皆さんが、仁を備えた「これが治せるセラピスト」と自他ともに認めてもらえるよう、私は今日も一日頑張ります!!

