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理学療法学科 身体機能の完全に近い回復を実現できる高レベルな理学療法士「治せるセラピスト」を目指そう。

kansai: 2009年9月アーカイブ

2009/09/18(金)

本学の特長である神経難病への理学療法

こんにちは。関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科 講師の米田浩久です。

さて皆さんは、「神経難病」という言葉をご存知ですか?脳や脊髄などの神経系が冒される病気のうち、原因が不明なもので、治療の方法が確立されていないか、治療法があったとしても治療の時期を逸してしまい、日常生活が非常に困難になってしまう病気のことを指します。
「パーキンソン病」という病気の名前を聞いたことがある方も少なくないのではと思いますが、この病気も神経難病のひとつです。その他の神経難病として、脊髄小脳変性症や筋萎縮性側索硬化症などがあります。いずれも、手足や胴体などが動かなくなるなどの症状により、日常生活が非常に困難になります。
『難病』と聞くと、まったく治らない病気のように思えますが、実はそうではありません。確かに治すことは難しい病気ですが、治す方法は皆無ではないのです。
最近では、MRI(核磁気共鳴画像法)やCT(コンピュータ断層撮影)などの優れた診断方法の開発により、人の身体の様々な仕組みが明らかになりつつあります。脳もその一つで、「脳科学」といえばこの頃の流行りとなっています。特に注目する事柄として、『神経細胞の可塑性(かそせい)』があります。これは、損傷した神経細胞のまわりにある健康な細胞が、損傷を受けた神経細胞の役割を担うようになることを指します。効果的な運動をおこなわせることで、この『神経細胞の可塑性』は促されるということも明らかになっています。このことはつまり、脳や脊髄などの神経系が冒される神経難病に対しても、理学療法によって効果的な運動をおこなわせることで、治る可能性があるということを示します。
私たちの大学には、神経難病を対象にした「神経病研究センター」があります。ここでは神経難病に対するリハビリテーションの研究を盛んにおこなっており、大きな成果を残しています。こうした豊富な研究データや学術的な知見を、講義にふんだんに用いることができることこそが、本学理学療法学科が掲げる「神経難病に強い人材の育成」へとつながっています。

神経難病で悩まれている方は非常に多く、そのリハビリテーションは質・量ともにまだまだ充分であるとはいえません。その必要性は、今後ますます高まるでしょう。こうした方々に貢献できる理学療法を選択することも、とてもやりがいのあることではないかと思います。

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2009年

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