ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

理学療法学科 身体機能の完全に近い回復を実現できる高レベルな理学療法士「治せるセラピスト」を目指そう。

kansai: 2008年9月アーカイブ

2008/09/19(金)

「理学療法士とはどんな仕事?」


 関西医療大学保健医療学部 理学療法学科 講師の高崎 恭輔です。

 今回は理学療法士の仕事についてご紹介したいと思います。我々理学療法士の仕事は患者さんの障害を評価し問題を見つけ治療することです。理学療法士が行う「評価」とは、患者さんがうまくできなくて困っている動作を観察・分析して、どこを治療したら治るのかを考えることを言います。本学の理学療法学科では、この「動作分析の力」を特に重視して学生さんたちには勉強してもらっています。
 
実は私が理学療法士になろうと思ったのも、この「動作分析の力」を身につけたかったからです。私はもともとスポーツ選手に対してのアスレティックリハビリテーションができるようになりたくてこの世界に入りました。スポーツで起こる怪我の多くは間違った動作(フォーム)が原因で身体に負担がかかり発生します。ですからスポーツによって起こる怪我をちゃんと治せるようになるためには、この「動作分析の力」が必要不可欠なのです。
 
しかし私はこの「動作分析の力」にはもっと大きな可能性があると思っています。理学療法士による動作分析で、より効率の良いフォームを身につけることができれば、怪我を治すだけでなく怪我をしないようにすること、さらには競技力を高めることもできるのではないかと思うのです。
 
私が担当した選手にも、治療して怪我が治った直後の実戦練習で自己ベストに近い記録がでた走り高跳びの選手や、試合の数日前に始めて治療させてもらったところ、その週の試合で自己ベストの記録がでたハンマー投げ選手などがいました。もちろんこれは私の力だけで成し得たことではありません。それぞれの選手が長年努力を積み重ねてきた結果であることは言うまでもないことです。でも・・・その記録のうち数cm、いや数mm分でも私の理学療法が役立っているとしたら・・・そう考えるとワクワクしてきます。そしてなによりその選手たちがうれしそうに私に結果を報告してくれるとき、きっと彼らは私の理学療法に「何か」を感じてくれたのだろうと心が躍るのです。
しかし、そのことを手放しに喜ぶわけにはいきません。私の理学療法が本当に数cm、数mmの記録向上に影響していたのだろうか?それを明らかにしていくことも我々理学療法士の仕事のひとつなのです。

今の医療はEBMというものが求められます。EBMとは、その治療方法にどれだけの根拠があるのか?それを明らかにすることが必要だということです。大切なことです。先日ある投手に投球フォームを変えるよう助言をしました。そのあと彼の直球は8km/h球速が増しました。私たちはそのフォームの変化を分析し学会で発表して多くの先生と議論をしてきました。このように一つ一つの結果を研究し究明する。そしてその考え方を認めてもらい多くの人たちに活かしてもらう・・・こういったことの積み重ねが大切なのだと思います。

「私たちの理学療法は競技力の向上にも役立つにちがいない!!」そう信じてこれからも「理学療法士の仕事」を続けて行きたいと思っています。

このページのトップへ

Now-Loading...

Back Number

2008年

関西医療大学

お問合せはこちらまで info@kansai.ac.jp