
2009年10月アーカイブ
2009/10/23(金)
本学の特長である神経疾患への理学療法
こんにちは。関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科 講師の米田浩久です。
前回は皆さんに「神経難病」のお話をしましたが、今日はそれ以外の神経疾患の理学療法についてお伝えしたいと思います。
神経難病以外の代表的な神経疾患といえば、何といっても脳血管障害があげられます。「脳卒中」といえば、皆さんもお分かりだと思います。ただ、一口に脳血管障害といっても様々な病気が含まれます。脳の血管が詰まって起こる脳梗塞(のうこうそく)、脳の血管が破れて出血する脳出血などのほかに、頭蓋骨と脳の間にあるクモ膜の下で出血するクモ膜下出血、バランスを司る小脳や生命維持に欠かせない首の部分にある脳幹といったところも血管が詰まったり、破れたりします。このように、脳卒中は脳の至るところで障害が起こりますので、出てくる症状も多岐にわたります。
また、以前このブログでお話ししましたが、脳は一人として同じものはなく、その人の成長の過程によってとても独自性のでる組織です。たとえ脳の同じところを障害されたとしても、必ずしも同じ症状が出るとは限らないのです。つまり、脳卒中に対する理学療法をおこなう場合は、脳に関する膨大な知識と人によって異なる症状に対応できる高度な技術が要求されます。
本学理学療法学科では、脳卒中や神経難病に対応できる人材を育てるためにオリジナルの教科書を使用しています。この教科書は、われわれ教員の神経疾患に関するこれまでの研究成果を基に作成されたもので、他の多くの養成校でも使用して頂いています。いわば、われわれ教員の神経疾患に対するリハビリテーションの集大成といえます。こうしたオリジナルのテキストを使うことにより、教員すべてが同じコンセプトでより高い次元の講義展開が図れています。
「治せるセラピストを養成する」。本学理学療法学科では、神経疾患の理学療法の分野に卓越した人材を送り込みます。あなたも、その一人になってみませんか?

