
2011/06/10(金)
保健師という看護職
皆さん、こんにちは。保健看護学部の平尾恭子です。
私は看護学のなかでも「地域看護学」という保健師の国家試験取得に必要な科目を担当しています。
皆さん保健師って、ご存じでしょうか? 保健師は看護師や助産師のようには知られていません。私も実際、自分が看護学生になり保健師について学習するまでは、どのような仕事を行っている人なのかよくわかっていませんでした。そこで、今回は皆さんに保健師の仕事について知っていただきたく、お話をしたいと思います。
保健師は看護師や助産師と同じ看護職で、主に都道府県の保健所や市町村の保健センターなどで仕事をしています。赤ちゃんから高齢者、健康な人から疾患や障害をもっている人まで、様々な年齢や健康レベルにある人々に対する健康づくりや疾病の予防活動、子育て支援や地域での生活支援を行っています。具体的には、赤ちゃんのいる家庭を訪問したり、0~3歳までの幼い子どもの健康診査や健康相談を行い、子どもの発育や発達をみたり、子育ての様々な相談にのり、地域の子育て支援や児童虐待の予防活動をしています。また、がんや心疾患、脳梗塞といった日本人の死亡の多くをしめている生活習慣病にならないよう健診を行ったり、生活習慣を改善するための健康教育を行ったりもしています。さらに、高齢や障害のある人々が地域で必要な保健福祉サービスを利用して、その人らしく生活していけるような地域の体制づくりも行っています。
このように看護職のなかではあまり知られていない保健師の仕事ですが、看護師や助産師と同じようにやりがいはとても大きいです。私自身、保健師の仕事を通して多くの方々と出会うなかで、特に障害をもった子どもとそのお母さん、心の病をもった方やそのご家族との出会いから、私自身の物事の捉え方や考え方もずいぶん変わり、とても成長させてもらったと感じています。
このブログを読まれている学生さんの多くは看護師を志しておられることと思いますが、保健師という職種があることを少し頭の片隅において、また進路を考えていってもらえると嬉しいです。

