
2010年6月アーカイブ
2010/06/11(金)
名前
こんにちは。関西医療大学の看護学部に所属し,情報科学が担当の横田 矗です。
めったに出会わない名前で驚かれたでしょう。これまで多くの人に,これで迷惑をかけてきました。名前の由来を名付け親の実父にこれまで何度か尋ねたのですが,一向に明確な説明はしてもらえず,ついに昨年高齢で亡くなりました。それまで若いときから千人近い子供の名付け親になっていたので,昔のこととて誰に何故どのように名付けたのか,記憶も定かでなくなったのでしょう。
滅多に同名の人はいないのですが,明治時代の探検家として有名な白瀬中尉がいます。「坂の上の雲」で知られるように幕末から明治に掛けては気骨のある男達が活躍した時代で,白瀬中尉は少し遅れて登場したが,千島探検や南極探検で無謀としかいいようのない探検を繰り返しました。南極探検では数々の障害を乗り越えて,装備の優れた先進国の隊と極点到達を競うが,結局南極大陸には到達することはできなかった。
探検家と研究者は似ているところがあります。もっとも,辺境の地や過酷な環境でのみ研究できる場合は両者を兼ねることになるが,一般には困難な道を開拓しながら一歩一歩目標に向かって進む姿勢や資金を必要とするところです。
私は第一線の研究から離脱して早くも十余年になります。それまで幾度か知的な冒険を繰返し,それなりに幾つかの道標を立ててきたつもりながら,それが大陸ではなく氷原の上であったことが,後に判明するようなことにならないとも限らないので,その点でも白瀬中尉に親近感を覚えているこの頃です。
看護学とは懸け離れたことを書いてきましたが,医師不足から医療現場ではこれまでの枠にとらわれず,より広い領域での活躍が期待されるようになってきました。この大学で職業としての看護師を目指すだけでなく,研究者の視点をもった医療人を目指して頑張りましょう。

