
2009年12月アーカイブ
2009/12/11(金)
患者さんから学ぶということ
こんにちは。保健看護学部で地域看護学を担当しています中西 眞弓です。
本学の保健看護学部が開講して、早や8ヶ月目に入りました。来年2月には学外での看護学実習が始まります。在校生達は初めての看護学実習を目前にして、期待と不安の入り混じった思いを抱いていることと思います。
看護学実習は、1年次後期に始まる入院中の患者さんを対象とした基礎看護学実習Ⅰから、4年次に学ぶ地域のあらゆるライフステージ(赤ちゃんから高齢者まで)の様々な健康レベルにある人を対象とした地域看護学実習Ⅱに至るまで、分野別に実習を行います。
こうした看護学実習は、保健・看護職を目指す学生にとって、これまでに学修した看護技術の実践とその向上を図る現場として大切な機会です。現場で接する患者さんや地域住民の方々は、それぞれ健康レベルや病状が異なります。また、多くの患者さんは自身の病に不安を抱えながら、人生と向き合っています。実際、自分自身の病状より家に残してきた子どもたちのことが心配で涙する患者さんもいれば、突然の病で入院費の工面に奔走する患者さんもいます。
生活環境も異なれば、歩まれてきた人生も様々です。まさに、実習においては患者さんや地域住民の方々が教科書であり、担当させていただく患者さん等を通して、看護の入り口に立つことができるのです。
また、実習では、患者さんのお話に謙虚に耳を澄ます姿勢を大事にしています。患者さんの不安を少しでも解消し、より深く患者さんを理解するため、誠意をもってじっくりと耳を傾けることはとても大切なことです。病状だけでなく、患者さんが背負う様々な生活背景への理解が患者さんとの信頼関係を深め、結果的に看護の充実につながるからです。
看護を志す元気いっぱいの本学のみんなは、きっと熱い心で実習に取り組み、謙虚な姿勢で患者さんに接してくれるでしょう。そして、学内の演習だけでは得ることのできない感動や貴重な体験を得るものと私は信じています。私たち教員もより有意義な実習を目指して、みんなと共に頑張りたいと思います。

