
2011/06/03(金)
現場(接骨院・救護)で求められるスキルについて
皆さん、こんにちは。関西医療大学ヘルスプロモーション整復学科(HPS)の井口です。
今回は『現場(接骨院・救護)で求められるスキル』について紹介します。
私たち柔道整復師が働いている場所は、多くの場合は街の接骨院です。そこでは骨折・脱臼・打撲・捻挫などケガをした患者さんを相手に、柔道整復術を行っています。柔道整復術とは、骨や筋肉などの運動器に加わる急性、亜急性の原因によって発生する各種の損傷(ケガ)に対する施術(柔道整復術を行うこと)をいいます。
患者さんが来院したら、先ず私たちで診ることができるものかどうかを判別します。もしかしたら脳血管障害や冠動脈疾患など重大な問題を抱えているかも知れません。他にもガンの骨転位、手術が必要な骨折などなど考えなければいけないことは沢山あります。判断を間違えたら大変なことになりますから、しっかり判別しなくてはいけません。仮にその様な方が来院した場合は適切な応急処置を施した後に病院を紹介することもあります。
そして、私たちが診ることができるものと判断したたら、そのケガの状態に合わせて適切な処置を施します。例えば、骨折なら折れてずれた骨を元の位置に合わせて、再びずれないようにギプスなどで一定期間固定し、早期に社会復帰できるように運動療法や手技療法や物理療法などを行います。
このように、柔道整復師は日々繰り返しケガの処置を行っているのでとても慣れています。ですから、応急処置を必要とする救護の場では大変重宝されます。特に格闘技はケガをするのが当たり前といったところがあるので様々なケガに遭遇します。単に打撲による鼻血から骨折による鼻血、指では骨折や脱臼や突き指、脳震盪(のうしんとう)でもしばらく様子を観察するものから直ちに救急搬送する必要があるもの、脱臼や骨折を同時に発生しているものなどなど様々です。これらを迅速かつ適確に判断し、ケガに応じて適切な応急処置を行います。
ギプスを巻いて病院へ行ってもらいました。 応急処置をしているところです。
この様に様々な現場に対応するためには、骨折・脱臼・捻挫・軟部組織の損傷や治療に対する知識と技術はもちろんですが、広く医学医療の全般にわたる知識も必要です。また、現場が違えばケガの様子も違うので『何でも来いの対応力』で様々な現場に対応していこうとする気持ちが大切です。
もし興味がありましたら、是非オープンキャンパスにお越し下さい。

