ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

ヘルスプロモーション整復学科 健康づくりのプロフェッショナル技術を修めた、現代が求める「新しい柔道整復師」を目指そう。

2010/08/20(金)

武道の名前が付いている治療家はこれだけなんだ!

ヘルスプロモーション整復学科の牛島です。

 私は柔道整復師の資格を取得した2年後からの7年間、アメリカのアスレティックトレーナーの資格(ATC)を取得するため留学しました。その留学先選定のために各地を訪問したときのこと、カリフォルニア州立大学フラトン校、ヘッドアスレティックトレーナーのJulie Max女史は、アポイントメントも取らず訪問した私に1時間半を割いて、資格のこと、大学のプログラムのことなどを説明してくれました。それだけではなく、私が持つ柔道整復師という資格にも大変興味を示してくれました。

「柔道という武道の名前が資格に入っているなんて、そんなの世界中を探してもない、その技術を私の仲間たちに教えてほしい」

たぶん社交辞令だったと思いますが、そんな彼女の器の大きさに惹かれて渡米。正式に彼女の学生となって資格を取り、さらに大学院を終えるまでの期間、彼女は全米アスレティックトレーナー協会(NATA)の会長になってしまい、思ったほど教えを授かる機会がありませんでしたが、編入初日に彼女が私達に言った

「あなたたちにはいいATCになってほしいとは思わない、いい人間になってここを卒業してほしい」

という言葉は、これまでの人生で最もインパクトのある教えです。
JMax 8.JPG
 話は変わって、私の父も柔道整復師で、柔道7段、還暦を過ぎた今も試合に出る現役の柔道家です。私は専門としていたのは競泳で、高校生の頃、オートバイの免許がほしいといったときに、受け身をマスターしたら認めてやると交換条件をだされて練習をはじめ、初段を取ったらさっさとやめてしまった程度なのですが、後に整復の実技を学んで、

「患肢(負傷した側の脚・腕)は、賞状をいただくように両手で大切に受けろ」

と指摘されたとき、武道としての柔道と、治療である柔道整復がつながりました。柔道を習い始めたころ父や他の先生方から聞かされた

「礼にはじまり礼に終わる、相手があっての柔道、どんなに強くても、相手に対しての礼を失した人間は柔道家とは呼べない」

という柔道家のもつべき心構えが、時を経て沁み込んできたのです。

 何もかもが目まぐるしく変化する昨今、治療の技術は変化しても、治療家としての心構えは変えずに残す必要がある、と考えるようになりました。アメリカの恩師のいう、「いい人間」も父のいう「礼儀」も将来に語り継ぐべき大切な財産だと思っています。

 私は人間としてはまだまだ未熟ですが、柔道整復師であること、そしてそれを大学で後輩たちに伝えていく立場にいることを誇りに感じています。

このページのトップへ