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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2013/03/22(金)

『はり灸の力』 鍼灸美容-「美」への挑戦


王 財源

 アンチエイジングということばが飛び交い、「若くなる」というコンセプトのもとで自然食品や、ヨガを始めさまざまな運動や体操が流行しています。それは、"美しく健康でありたい"という若さへの強い願望です。「体の中から変えよう」という合いことばでしたが、具体的な方法について、世の女性は困惑しているのではないでしょうか。
 本学では「美」への取り組みとして、最小限の刺激を用いて最大の効果を引き出すという、中国伝統医学の一つである「はり灸」に根ざした、「若さ」や「美しさ」を取り戻す方法を試みています。

■美容に対する「はり灸」の具体的な方法と効果
 ①はり灸で「気血」の乱れを調える(血行の改善)
 ②はり灸で五臓六腑の働きを改善させる(消化不良を助けて便秘や下痢を防ぐ)
 ③はり灸で精神を穏やかにしてストレスを解消させる(自律神経の調節)
 ④はり灸で全身の肌に潤いとツヤを引き出す(乾燥肌へのアプローチ)
 ⑤はり灸で衰えた肌や筋を「気血」で蘇生させる(筋に栄養を与え、お肌を引き締
  める)
 ⑥全身から局部をみた伝統医学的思考法で美しくする(ツボの働きが新陳代謝を促
  す)

 これは「はり灸」をツボや経絡(神経に類似したもの)の働きを使って、全身の血色や肌の潤いを改善させるという方法です。とりわけ本学で実践する鍼灸美容の特徴に、一般的な「はり灸」とは別に、中国古代で使われていた形状の異なる「はり」に命を吹き込み、現代に復活させた「美容はり」があります(写真1)。

 古代中国で使われていた「はり」には鍉(てい)鍼、鈹(ひ)鍼、鋒(ほう)鍼、鑱(ざん)鍼、圓(えん)鍼、員利鍼、毫(ごう)鍼、長鍼、大鍼の九種類がありますが、この中の鍉鍼、鈹鍼、鋒鍼、鑱鍼、圓鍼、員利鍼を「美容はり」として利用しています。通常のはりのように皮膚に刺入するのではなく、皮膚に接触させて刺激を行うことで、過剰なはり刺激による皮下出血を引き起こすことなく、美容を促すことができるのです。一般的に用いられている毫鍼(細い刺すはり・写真2)の施術は、どこの教育機関でも学べますが、日本全国でも唯一、本学だけが「美容はり」を用いた美容学の理論と技術を正規の授業で受け、単位を修得することができます。私たち鍼灸師にとって、人間の内面より輝きを放つ「美」の学問を学び、それに対する鍼灸の実践が本来の鍼灸美容なのです。

ブログ図(王先生)0322.jpg

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