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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2012年12月アーカイブ

2012/12/28(金)

教員の学校以外での活動


 皆さん、こんにちは。
 理学療法学科 講師の米田です。
 今日は「教員の学校以外での活動」についてお話したいと思います。
 現在、私は「大阪府理学療法士会(以下、府士会という)」のブロック局ブロック推進部 副部長と泉州ブロック 副ブロック長という役職を拝命しています。
 この府士会という団体は、日本のほとんどの理学療法士が入会している「日本理学療法士協会(以下、協会という)」の下部組織です。いずれも、特殊技術や資格をもつ専門職で組織された、いわゆる「職能団体」です。協会や府士会では、すべてのひとの健康と幸福に理学療法士がお役に立てるよう、学術大会や各種講習会・勉強会を開催することで理学療法士の技能や知識を高めたり、障害者のスポーツイベントへの協力や市民公開講座を開くことで理学療法士のもつ技術を広く社会に還元する機会を積極的に設けています。さらには、こうした活動を通じて理学療法士の社会的地位の向上を目指す団体です。
 こうした目的を市町村単位で実現するため、府士会では府内を9つのブロックに分け、ブロックごとに精力的に活動を展開しています。協会・府士会・各ブロックのすべての活動は、選挙によって選出された役員と委嘱を受けた委員、活動をバックアップしてくれる多くの会員によって支えられ、すべてボランティア(!!)で運営されています。
 私の府士会での仕事は、部長やブロック長を補佐して様々な活動が円滑に図れるように取りまとめをしたり、新たな活動をおこなえるように指針を作成することが挙げられます。時にハードな仕事ですが、微力ながら自分の専門職の在り方に関わらせて頂いており、大変やりがいを感じています。
 理学療法士は、自らの技能でもって障害を持たれている方に直接貢献しようとする職業です。そのためには、生涯を通して切磋琢磨しようとする絶え間ない努力と高い倫理観や人間性が重要になります。さらには、こうした一連の努力や獲得は、理学療法士一個人で完結すればよいものではなく、理学療法士全体で共有し、ともに歩んでいくことが必要であると考えます。これこそが、理学療法士たる者の責務ですし、誇りといえます。また、日本の理学療法士が全世界の中で確固たる地位を占めている源泉でもあると確信しています。このような考えを持つ理学療法士が多くいるからこそ、協会や府士会の運営は彼らの貴重な労力や時間の無償提供によって成立しているのです。
 「無私の精神」という言葉が聞かれなくなって久しいですが、理学療法士の世界ではまだまだ健在です。特に協会や府士会の仕事に携わる方々のなかには脈々と流れています。そんな一員になれて私はとても光栄ですし、「無私の精神」を抱き続けることに一種孤高の意気地を感じます。
 将来、理学療法士になる方々へ!見事国試に合格されたあかつきには、協会への入会をお待ちしています。

2012/12/21(金)

トレーナー現場実習の様子


 こんにちは。保健医療学部はり灸・スポーツトレーナー学科の山口由美子です。今回は、スポーツトレーナーを目指す学生がおこなっている「トレーナー現場実習」という授業について少し説明したいと思います。

 この現場実習は、日本体育協会公認のアスレティックトレーナー資格を目指すうえで必須の実習です。実技試験を受けるまでに180時間の現場実習を修了しておく必要があります。しかし、学生の考える将来のトレーナー像はさまざまで、必ずしもプロチームに帯同するトレーナーを目指す者ばかりではありません。地域に根ざした治療院で、部活動に励む近隣の学生・生徒が集まる治療院のトレーナーという立場を目指す者もいます。また、患者さんの健康増進に対してトレーナー的指導ができる鍼灸師という考えで関わっていきたい学生もいます。ですので、この実習はさまざまな形でスポーツや運動に携わり、鍼灸師として活動したい学生が履修しています。
 実習先となる現場は、学内と学外の両方が準備されています。実際に関わる対象は、サッカーや陸上など比較的トレーナー制度が整っている競技スポーツから、未来の一流スポーツ選手の卵を発掘すべく活動されているキッズプロジェクト、そして本学のある熊取町民の方々と健康教室の実施などその他にも多数あります。対象は小学生から高齢者まで幅広い年齢層です。主に4年次に履修し実習をすすめていきますが、はり師・きゅう師の国家試験勉強、日本体育協会公認アスレティックトレーナー資格試験勉強との両立をしていくことになります。そのため学生も大変だと思いますが、本当に頑張ってくれています。

 実習最終日には、1年間おこなってきた実習内容の発表を行います。そして次年度現場実習を履修する3年生への引継ぎの会となります。下の写真を見て下さい。みんな生き生きとした顔をしているでしょう?

 「実際に身体の不調で悩んでいる方に触れ、自分の指導したことが誰かの役に立っているのだということを体験でき、良いモチベーションとなりました。色々な症例の利用者さんに出会うことで、教科書ではわからなかった点に気付くことが出来ました。」と学生は言います。最後の実習先で対応した熊取町民から、学生宛てに手紙を頂きました。『これからもみんなを笑顔に変えていくことの出来る今の素敵なお仕事を頑張ってください。』と書かれていました。
 この1年間、班内でうまく連携できずに衝突することもあったと思います。試験勉強との両立で時間のやり繰りに奮闘した日もあったと思います。しかし終わってみて、現場実習で得たものは大きかったはずです。それぞれが現場実習で得たものを活かし、社会で活躍して欲しいと願っています。

ブログ写真キャプ①(山口先生)1221.pngブログ写真キャプ②(山口先生)1221.png


2012/12/14(金)

心に届く"ことば"とことばの奥にある気持ちを"聞く"ことの大切さ


 皆さん、こんにちは。
 保健看護学科の中納美智保です。

 12月になり、大学では入試シーズンに入りました。
 保健看護学科にも多くの受験生が全力で入試に挑み、やや緊張した表情で看護への興味や将来の大学生活について一生懸命に話をしてくれます。

 短時間であっても自分の"ことば"で、自分の思いを懸命に相手に伝えようとする姿勢があれば、その思いや熱意が伝わるなぁといつも感じます。
 それは、話し方が流暢かどうかではなく、その"ことば"に自分の思いが込められているか、その思いが相手に伝わる"ことば"であるかどうかだと思います。
 しかし、これは簡単なことではありません。

 ここで、糸井重里さんの「ボールのようなことば。」という本の一部を紹介したいと思います。

 

 『「聞く」っていうの、
 もう、ほんとうにすごいことなんだ。
 しかも、誰にでもできる。

 「言う」人は、聞かれたいから言ってるんだからね。
 よく「聞く」人と、いいかげんに「聞く」人の差は、
 あきれるほど、どんどん開いていくものなんだ。
 人っていうのは、「聞く」人に向って話すからね。
 こいつは「聞く」な、と思えば。
 その人のために、どんなことでも話すようになる。

 ことばそのものを「聞く」だけじゃなく、
 ことばの奥にある「気持ち」だって、
 「聞く」ことができるようになる、だんだんとね。(以下、略)』

 

 看護師にとって"ことば"を伝えることと、"聞く"ことはとても大切なことです。
 まずは、相手のことばの奥にある気持ちを"聞く"姿勢を持ってください。そうすれば、心に届く"ことば"が入ってきます。"ことば"の裏にある相手の気持ちを"聞く"ことは、看護の質を左右すると思っています。

 本学で、皆さんと一緒に看護学を学べることを楽しみにしています。

 


 

2012/12/07(金)

私と研究...!? 第21回日本柔道整復接骨医学会学術大会に参加して


 みなさんこんにちは。保健医療学部 ヘルスプロモーション整復学科の髙岸です。

 まずは報告から。11月24日(土)、25日(日)に福岡国際会議場で開催された「第21回日本柔道整復接骨医学会学術大会」に参加してきました。今大会のメインテーマは「国民健康の維持・増進を担う柔道整復」です。大会プログラムは、大会会長講演、特別講演、シンポジウム、セミナー、各種フォーラム、会員発表等々で構成され、内容もウイルス感染症に関する講演から接骨史、病態把握、治療法(整復・固定・後療)、画像解析、症例発表など実に幅広く興味深いものがたくさんありました。そうそう、学生さんのポスター発表もありましたよ。これらがいくつかの会場に分かれて同時進行されるので、聞きたい発表の時間が重なると非常に悩んでしまいます。「身体が2つ3つあったらいいのになぁ...」とどうしようもない事を考えながら決断に迫られます。さて、どの会場に行くか...。人生って決断の連続です。(大袈裟ですね。)

ブログ写真①(髙岸先生)1207.pngブログ写真のみ②(髙岸先生)1207.png

          佐々木英文先生がポスター発表しました!


 柔道整復術は経験に裏付けられた伝統医療として根づき保険取扱が許可されました。しかし、近年の社会状況の変化の中、柔道整復をとりまく環境も変化を余儀なくされています。経験医学である「柔道整復術」の有効性や妥当性を科学的根拠に基づいて示し、「柔道整復学」を確立することにより「柔道整復術」の存在意義、価値を示さなければならなくなってきています。その為に研究が必要なのですね。では、「研究」という言葉からどんなイメージを持ちますか?私は、「よく分からない世界ですごく難しそうだな。」というイメージでした。まだちょこっとかじっただけなのでよく分かっていないというのが本当の所かも知れません。でも、「研究」と一言で言ってしまえば同じですが、身近なふとした疑問点を深く考えたり証明したりするものから世界的な内容でノーベル賞を貰うものまで色々あるということが分かってきました。そのことに対して全く興味のない人にとっては、「それが分かった所で何になるの?」ということでも立派な研究なのです。実験をするとなかなかうまくいかず、試行錯誤の連続なのですが、何かが掴めるとガッツポーズとまでは行かないまでも思わず笑顔がこぼれます。立てた仮説と違う結果が出るとその考察に悩みます。これらをまとめたものを発表する場が学会なのですね。だから発表者はみんな生き生きとしていました。そして次の段階として論文にまとめるという流れになります。この論文の積み重ねが、「柔道整復学」の確立に役立ち、また患者さんに対する治療(施術)も科学的根拠に基づいたものとなり、体系的な技術として後世に引き継がれていくのだと思います。

 今回この学会に参加して、私も刺激を受けました。身近なところからテーマを探したいと思います。学生のみなさんも例えば「どうしてこの治療法が効くのかなぁ。」などちょっとしたことに興味をもって一緒に考えてみませんか?「小さな疑問を大切にし1つ1つ調べてみる!」そんな学生さんが増えることを願っています。(研究と発明って似ているなと思う今日この頃です。)

ブログ写真③(髙岸先生)1207.png

イルミネーションが綺麗でした♪




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