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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2012年9月アーカイブ

2012/09/28(金)

『はり灸の力』 良導絡の不思議


はり灸・スポーツトレーナー学科 遠藤 宏

 人は動物の一種です。身体は動くようにできています。動くためにはエネルギーが必要です。東洋医学では、このエネルギーを「気」と呼んでいます。気が身体中を巡れば、生命が育まれ活動ができます。気が巡る通路を「経絡」と呼んでいます。経絡は「ツボ」と呼ばれる所を通っています。電車で言えば、ツボが駅で経絡が路線の関係です。ツボを刺激すれば経絡の流れを調節することができます。すなわち、気の流れが調節できるのです。この調節する方法を「針灸療法」といいます。気を調節すれば病気も治せるのです。なので、針灸療法は古代から医療行為として施されてきました。しかし、今は医療行為としての位置づけが不明瞭になっています。その理由は「科学的な治し方でない・・・」とのことらしいです。なぜなら、気の正体がハッキリしないこと、また経絡の考え方が、永年の人の経験から得た、真実を含んだ哲学であること、などから迷信のように扱われているからです。なので、気・ツボ・経絡は荒唐無稽の存在と見られがちなのです。
 そんな中、ツボには電気が良く流れることが、(故)中谷義雄という先生(医師)の研究でわかりました。しかも、それらが自律神経機能と関係があることも究明されました。すなわち、ツボを科学的に説明できる一つの現象が見つかったのです。とても不思議な現象です。そして「古代人が経穴とはこうしたものであろうとか、経絡とはこうしたものを云っていたのであろう」と科学的に推測ができるようになりました。そのほか、ツボや経絡に「ツボ≒良導点」や「経絡≒良導絡」という別名もつけられました。ですが、良導絡の研究によって経絡を証明することはできません。なぜなら、気の解釈はできますが、科学的な証明は未だできないからです。気の証明ができない限り、ツボも経絡も証明できないのです。
 ツボや経絡に科学の視点を持ち込み、それらが荒稽無形でないことを明らかにしたことは賞賛すべきであります。ですが、それだけでは針灸医学は進歩しません。おそらく針灸が医療行為であるとしっかり位置付けるためには、さらなる科学性が必要になってくるでしょう。やはり医学は科学なのです。気の証明は後回しにして、まずは自律神経機能とツボや経絡の関係を探るべきです。今は過渡期であって色々問題もあるでしょうが、将来の大計を建てるならば、科学的な針灸治療に切りかえる必要があります。もうすでに世界中の研究者達は始めています。
 患者さんの為にも・・・、針灸医学の発展の為にも・・・、針灸師の雇用の為にも・・・、この良導絡をさらに進歩させなければなりません。本学は良導絡を学び、研究できる日本で唯一の大学、大学院です。ツボや経絡の科学化を一緒に取り組んでみませんか。

ブログ画像(遠藤先生)0928.jpg

2012/09/21(金)

超高齢社会の一場面から


保健看護学部 岩井 惠子

 我が国の高齢化率は年々上昇し、今や23.3%という数字となっています。これは日本全体での平均値ですので、当然それより高いところも低いところもあります。
無題.png そのような中、私は今、高齢化率100%という集落(最近では限界集落と呼ぶ人もいます)に、毎月足を運んでいます。そこの住民のみなさまはとてもお元気で、畑で野菜を作ったり、薪を割ってお風呂へ入ったり、私たちにはとてもできないような生活を毎日送られています。毎月いろいろなお宅へ訪問し、いろいろなお話を聞き、その生活力にいつも驚かされています。この方々のために、何かできることはないか、今それを見つけに訪問を続けています。
 私は保健看護学部で老年看護学を担当しています。超高齢社会となった日本では、看護の対象者も、そのほとんどが高齢者といっても過言ではなくなってきました。平均寿命が延び、老年期をいかに過ごすかということが重要となってきました。私が訪問している集落の人たちの生活はなぜ成り立っているのか、高齢者の幸せってなんだろうか、というように、老年看護学では、老年期の人々の生活の質(QOL)を向上するための支援という視点で学んでいきます。
ブログ写真②(岩井先生)0921.jpg しかし、学生にとっては一番かけ離れた世代の方々で、そうたやすく理解することはできません。そこで本学では、地元熊取町の高齢者の方々とふれあう機会を作っています。本学2年生が実習の一環として、熊取町の高齢者の方々をお招きし、「和(なごみ)の会」という催しを開催し、ゲームやレクリエーションを通して交流を行っています。
 また、今年からは、熊取町の住民の方から、くまとりSP(模擬患者)、ジェネレーション協力隊(学生が高齢者とコミュニケーションをとる練習相手)という方々を、熊取町や大学の協力を得て養成し、学生の学校内での演習にご協力を頂く予定にしています。またそれらを通して新しいコミュニティができればと期待しています。
 目を凝らせば、あらゆるところで超高齢社会の一場面を見ることができます。しかしそれは、意識しないと見えません。でも私たちの誰しもが行きつく先でもあります。老年看護学では、その眼を養い、心を育てる教育を、地域のみなさまの力をお借りし、進めています。
 次の春には1期生を送り出します。未熟であっても、そのまなざしと心を持った看護師を育てていきたいと考えています。 

2012/09/14(金)

オープンキャンパスの楽しみ方


 ヘルスプロモーション整復学科 教員の武田 大輔です。

 今やどの大学でも行っているオープンキャンパス(以下OC)、最近は、各高校の方から高校の授業の中の一つとしても見学してこないといけないというくらい当たり前になっているものですよね。
 各大学も入学の選択肢の一つとして選んでもらえる様に様々な工夫をこらしていると思います。そして、そういった各校の競争があるので、それぞれの学校は、様々な工夫をこらして大学を紹介しているかと思います。
しかし、工夫を凝らすのはいいのですが、OCに来られる学生さんや保護者の方たちは、大学という高等な教育機関の学問的内容について実際のところよく分からないと思います。
そして、分からないからこそ、OCへ訪れてくださっているのだと思います。大学の先生方や職員もOCへ訪れてくれる学生さんにできるだけ分かりやすいように内容を説明しようとは努めますが、まずは、たった一日の時間では全て説明しきれないという時間の制約もありますし、加えて大学というところは特定の学問の専門家がほとんどですので、専門の内容に偏りがちで、高校生・受験生のレベルまで話をもっていき噛み砕いて上手く説明できないところがあるかもしれませんし、専門家であるための盲点もたくさんあって高校生・受験生の皆さんのからすると「そこは、どうなってるの?」と疑問を持つところを専門分野の世界の常識・暗黙の了解で説明せずにスルーして終わらせてしてしまうこともあるかもしれません(盲点ですので決して悪気はないのですが・・)。さらに、専門家の盲点もあれば、学生・受験生さんたちも盲点があると思います。受験生の皆さんは、大学に対して過度の期待や希望をもって、勉強や様々な学校での行事など、実際の学生生活の面倒な部分などに対しては蓋をして見てしまう部分もあると思います。そういった状況になると、なかなか来て頂けた皆様に短い時間では、本当のところを理解して頂けないところがあるかもしれません。OC当日は、たくさんの学生さんたちで賑わっていて、なんだかお祭りのようなムードもあったりする部分もあるので、輝かしいきらびやかなところだけがよく見えたりするところもあるかもしれませんし、そういった雰囲気の良し悪しだけで入学を決定してしまい、あとで、ちょっとちがったぞこれは!?となる可能性があるかと思います。
 OCを開催している大学の教員としては、4年間も通うことになる大学ですし、入ってみたら違った・・・とならないように、できるだけ全部理解をして頂いた上で、受験生に大学と自分とのマッチングを検討してもらった上での大学選びを考えて頂ければと思っています。
 そこで、OCへ参加いただける学生・受験生の皆さんには、まず、「大学のことが分からないから来ているんだっ!」という開き直りを持って参加いただき、なんでもかんでも質問頂ければと思っております。こちらから提供できる内容については、時間の制約などもありダイジェストであり、その裏にあることだとか全てを短時間では説明しきれないからです。「分からないから来ているのです!」という気持ちを大事にしてもらい、どんな些細なことでも、質問して頂ければと思います。分からない言葉などがあれば「それって、どういう意味なのですか?」とか、羨ましげな輝きのある話を聞いた時には「そこに至るまでにどれだけの苦労が必要なんですか?」とか「それって、実際はどうなのですか?」とか遠慮なく質問頂ければと思います。こちらが提供させて頂いているものと、OCへ来て頂いている皆さんが知りたいことそのもの自体が、くい違っていることも多々あると思います。こちらが表現しきれていないことで、皆さんが知りたいことをそれぞれの説明会の中で、質問いただいてもいいですし、立ち話や食事中でも構いませんし、質問コーナーも用意しておりますので、「で?どうなのですか?」といろいろと聞いて頂け理解頂けることで、ようやく皆さんとのマッチングが測れると思います。

 校舎などの見学も大事なのでしょうが、校舎はあくまでも器です。一番大事なことは、実際に何が学べるの?というところですので、生身の教員・職員がたくさんいるOC、我々教員・職員もどんな質問でも興味をもって聞いて頂ければ存在意義がありますので、遠慮なく我々大学の人たちを質問攻めで困らせる位の気持ちで参加頂ければと思っています。

 ちなみに、本学ではオープンキャンパス当日は、たくさんの在学生の皆さんにもお手伝いをしてもらっています。受験生の皆さんの夢は夢で大事なのですが、夢のある話ばかりでなく、実のところの苦労話や大変なことや、ちっと教員や職員には聞きづらいことなどは、皆さんとおおよそ同年代の本学の学生さんからも探りだしてもらうというのも一つの手だと思います。学生さんからの目線の方が学生(高校生・受験生)さんの真実に近いでしょうから!そして、知りたいところを質問していただき、本音のところを聞いて頂いて、それでも尚、「この学校・ここの学問なかなかいいではないか!自分の夢にマッチングする!」と思ったなら、この大学を選択肢の一つに入れて頂ければいいと思います。

 いろんなことを質問してやろう!って気持ちでOCへ来て頂いて、当日は、在学生と教職員へ自分でも変だなと思えるような質問でも、こんな簡単なこと聞いて恥ずかしくないのかなと思えるような質問でも、どんな質問でもいいので、質問をたくさんして頂き、大学の先生って、職員って、どんな人種なんだろうとか、大学生ってどんなんだろうとか教職員や現役大学生とコミュニケーションをとるのも楽しみの一つにOCへ来て頂ければと思っています!

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2012/09/07(金)

理学療法学科で学べること

保健医療学部理学療法学科  鬼形 周恵子

理学療法学科ですから、ズバリ、理学療法です・・・(笑)
あたりまえですね。
でも、本学の理学療法学科は他校と違うところがたくさんあります。
 ①実技試験が多い
 ②附属診療所において1年生から実習がある
 ③臨床実習が多い
他にもたくさんあるのですが、今回はこの3つについてお話します。

 ①実技試験が多い
  じつは、実技試験は1年生の問診の試験から始まります。
  問診は、検査治療を進めていくための大切なものです。この問診の実技試験に続き、
  介助法、検査・・・と試験は続きます。
 ②附属診療所において1年生から実習がある
  実技試験に合格すると、診療所に入ることができます。実技試験で身に付けた技術を
  臨床ですぐに実践し、さらなる技術の向上をめざします。
 ③臨床実習が多い
  本学では3年生の9月から3週間の実習が始まります。そして、本実習として2か月を3回
  おこないます。他校より実習が多いことで、より知識技術を深めることができます。

本学は「治せるセラピスト」を育てることを目指しています。
そのため、他校と比べると厳しい面もあると思いますが、「治せるセラピスト」になりたい方
は、まずはオープンキャンパスに来てみてください!
お待ちしております!!!!!

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