
2011/12/22(木)
スポーツ指導での常識のウソ
こんにちは。鍼灸学科スポーツトレーナーコースの中尾と申します。
私はアスレティックトレーナーであり、理学療法士でもあります。動作を観察し、問題となる動作や姿勢、さらにはその原因となる身体機能を想起することを得意としています。
障がいを有している選手に対しては、痛みの有無や部位を確認し、さらにその原因となる動きや身体機能を探し出し、治療することを実践しています。
「痛みのある部位に対し直接的な治療(対症療法)では、動作を再開すれば痛みは再燃するため、症状(痛み)を生じさせている原因療法に努めなければならない。」という事ですね。
「言うは易し、行うは難し」ですが、それを諦めてしまっては治療とは言えないと自分に言い聞かせています。
その思いをもって治療に関わらせて頂くと、肘や肩を痛めてしまった少年野球選手に見られる共通点は、「ケガをしていない少年野球選手およびプロ野球選手には見られない」ことや、「肘や肩をケガしたプロ野球選手は、ケガをした少年野球選手と同じ原因である」ことも多く経験しています。意外とプロの選手であっても基本が崩れればケガに繋がるということであり、ケガの原因は単純であることが多いということですね。
また、多くのスポーツ指導者とお話をさせて頂きました。その中で共通する部分は「スポーツ指導者は、いま目の前にいる選手の動きの好不調を見つけたり、おかしな動作を見つける事は得意である」ということです。しかし、「どうすればそれが修正できるか」という解決策を持ち合わせていなかったり、「誤った方法を指導している」場面も多く見受けられます。その中で感じたことは、「医療に関わる私たちにとって理解しやすいことであっても、その医学的基礎知識を持っていないスポーツ指導者には見当がつかない」ということです。だからこそ、「チーム内にトレーナーの存在意義がある」のだと。
さまざまなスポーツ現場における「スポーツ指導での常識のウソ」を見つけ出し、皆さんと一緒によりよい日本のスポーツ環境の構築に貢献できれば嬉しい限りです。
※教員/卒業生のスポーツ現場に於ける主な実績:12月21日現在(文責:増田研一)
- 山口由美子講師がトレーナーとして帯同した日本代表女子サッカーチーム(U-19)はアジア選手権にて優勝を飾り、来年開催されるU-20ワールドカップの出場権を得ました。
- 内田靖之助教がトレーナーとして帯同した関西学院大学サッカー部(B1)はインディペンデンスリーグ2011第9回全日本大学サッカーフェスティバルにて優勝を飾りました。
- 増田研一教授がチームドクターとして帯同している同志社大学サッカー部は平成23年度関西学生サッカーリーグで準優勝しました。
- 卒業生の内窪信一郎氏がパーソナルトレーナーとして帯同しているテキサスレンジャーズはワールドシリーズで準優勝しました。
- 卒業生の木下陽一郎氏/鶴岡哲生氏がトレーナーとして帯同しているJ2サガン鳥栖は準優勝し、初のJ1昇格を決めました

