ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2011年10月アーカイブ

2011/10/28(金)

私が考える建学の精神 HPSの観点から


 こんにちは。保健医療学部ヘルスプロモーション整復(HPS)学科の尾原弘恭です。
 関西医療学園の建学の精神は「社会に役立つ道に生き抜く奉仕の精神」です。これは学園が創立されて50年以上、脈々と受け継がれてきているものです。教員ブログにも多く引用されているように本校の教員も拠り所にされている方が多くいらっしゃいます。
 この建学の精神・・・、なかなか難しいですね・・・。どのように理解すればいいのでしょうか?ひょっとしたらその時の時代背景などによっても違ってくるのかも知れません。それとも今も昔も変わらない普遍的なものであるかも知れません。(そのあたりは武田大輔先生の教員ブログを参照 )

 ところで・・・。
 「道」
  ・往来できるように整備されたところ
  ・目的に至るまでの経路や道すじ
  ・物の道理、ことわり、道徳
  ・神仏の教え
  ・芸術、技芸などの精神神髄
  ・ある特定の分野、専門の方面
  ・事を行うためにとるべき筋道
  ・人生そのもの  などなど・・・

 「道」にも多くの意味があり、捉え方によっていろいろな解釈ができます。
そのようなことからも「社会に役立つ道」=「医療」ということだけでなく、そこには大きく広い意味が込められているのです!!皆さんこの言葉に無限の可能性を感じませんか?
 HPS学科のコンセプトであり、学科名の由来でもある「ヘルスプロモーション+柔道整復」は古来より伝わってきた「柔道整復術」をベースにして、「柔道整復+○○」というように、いろいろな組み合わせにより様々なアプローチが可能です。例えば本学のカリキュラムだけでも、「柔道整復+アロマ」「柔道整復+太極拳」「柔道整復+栄養」「柔道整復+エアロビクス」「柔道整復+心理学」など、いくつもの組み合わせができます。もちろんカリキュラム以外でもネタにできるものはそのあたりに転がっています。既存の考え方にとらわれない、あっと驚くようなその組み合わせを本校で見つけていただきたいと思います。
 「社会に役立つ道」は無限の可能性を秘めた未来予想図です。斬新なアイデアで、今までにない新しい柔道整復師のパイオニアになりたいと思っている方!私たちと一緒に関西医療大学で新しい未来を切り開いていきましょう!!HPS学科はそれが可能な学科です。

ブログ写真(尾原先生).JPG


2011/10/21(金)

治せるセラピストとは


 こんにちは。関西医療大学、保健医療学部理学療法学科の鬼形です。
今回は、治せるセラピストについて私の考えと理学療法学科の特徴を踏まえてご説明させて頂きます。

 私が考える「治せるセラピスト」とは、患者様のニーズに応えることのできるセラピストです。

 ニーズに応えるためには、治療が行えないといけません。さらに治療には評価が必要です。つまり、評価がきちんと行えていないと、治せるセラピストにはなれないと思います。
本学では、評価の一つの方法として「トップダウン評価」を行っております。以下に簡単な評価の流れをご説明します。

 私たちはニーズに応えなければならないため、まずニーズを決定することから評価が始まります。ニーズとは、患者様ご本人の悩みや訴え、患者様ご家族の訴え、そこにセラピストによる客観的な評価を加えた、その患者様にとって最適な目標のことです。しかしこのニーズを決定することは容易ではありません。なぜならば、患者様には様々な症状をもった方がおられます。ゆえに患者様は様々な悩みを私たちに訴えられます。しかしその中には、私たちには解決が不可能なことがたくさんあります。そこで重要な評価の一つである問診により、日常生活で困っていることをお聞きし、本当に患者様に必要なニーズ(目標)を決定することになります。
 次にその問題となる動作を観察し、正常動作と比較します。そこからその動作を妨げている身体機能上の問題を挙げます。その身体機能上の問題に対し、理学療法検査を行い、その問題が正しいか否かを判断します。この評価の流れにより、その患者様にとっての真の問題点をつきとめ、治療にあたります。

 このトップダウン評価は、そう簡単にできるものではありません。そこで本学では、1年後期より本学附属診療所において、問診から動作観察の授業があります。また附属診療所には、自己学習を目的にいつでも見学できる体制をとっております。
 治せるセラピストになるためには、様々な試練を乗り越えなければなりません。4年間の勉強を頑張り、理学療法士の資格を取った後もさらに試練は続きます。私たちも治せるセラピストを目指し、日々努力をしています。
 みなさん、少しでも理学療法士に興味があれば、一度オープンキャンパスに参加してみて下さい。

2011/10/14(金)

ワールドワイド?


 鍼灸学科 スポーツトレーナーコースの増田研一です。
 私がこの大学にお世話になって18年目(多分?)になります。様々なチームの海外遠征にも(おそらく)70〜80回ほど帯同させてもらってきました。かっては『教え子』であったトレーナー達も数多く海外遠征に帯同したり、パーソナル契約で海外を『主戦場』に身体をはって頑張っている人もおります。

 ですので私自身外国人選手やスタッフ、エージェントなどと接する機会も非常に増えました。残念ながら外国語はもちろん日本語もあやしいレベルでして、身振り手振りと片言の単語で何とかコミュニケーションを図っております。

 現在最も頻繁に接している外国人はブラジル人です。彼らは皆私より年下ですが、ピッチの中でも外でも非常に勉強になるポイントが多いです。プロフェッショナル・アスリートとしてのプライドや責任感もさることながら、丁寧な言葉遣い、挨拶、周囲への気遣いなどは我々日本人が失ってしまったレベルのものなのかもしれない・・・と思えるほどです。

 学生諸君も現場実習での試合会場や、メディカルチェックで来学した時など気軽に話しかけて下さい。彼らはまずきちんと挨拶をしてくれ、そしてこちらの目を見ながら真摯に話を聞いてくれるはずです。その姿はプレー中の全身全霊をかけている姿とはある意味かけ離れています。そんな人間的な魅力をもスポーツの現場で是非経験してみて下さい。そして世界の現場で活躍してくれる人材がどんどん輩出されることを願っています。


P1000237.jpg

2011/10/07(金)

心に残る症例

戸田静男

 私は、若いころ著名な小説家を鍼灸治療したことがあります。鋭い感覚の持ち主で、治療しながら凡人には表現しえないような言葉で語っていただいたことを今でも思い出します。それまで秀才型の人を治療することはよくありましたが、このような天才と思えるような人は初めてでした。数回でしたが治療をして、満足した評価を得ることが出来ました。その時、教わった教訓があります。小説家は書き終わったら、すぐ次の仕事にかからなければいけないそうです。そして、さらに良質の作品を世に出すことが重要で、そのためには、いつも感性を磨いておくことだそうです。私は、現状に甘んじることなく、常に努力することの大切さを教えていただいたと思って、今でも肝に銘じています。
 ある高名な画家の鍼灸治療をする機会を得たことがあります。お会いした時は、おそらく80歳ぐらいではなかったかと思います。その方は、大変上品で偉そうにすることもなく微笑みながら淡々としていました。でも、毅然ともしていて、しかしながら腰が低い方でした。私は、偉い人ほど言葉には出ない偉さが体から出てくるのだと思いました。よく「存在感がある人」と言いますが、そのような言葉を超越したものがありました。私はそんなところまで到達できませんが、常に謙虚に患者さんに接して行こうと思っています。治療家は、患者さんから色々なことを教わります。患者さんは、治療家にとって先生であると思います。日々の経験や体験を糧にして、さらに治療を向上させていくことが必要です。そのような意欲、意識で治療をしていると、患者さんも感じてくれます。
 本学の鍼灸治療室で、次のようなことを経験しました。仕事上のストレスで会社に行けなくなった方を、何とか会社に行けるようにしてほしいという相談を受けました。現代の複雑な高度情報化社会では、このような方は多く見受けられます。それは、本人やご家族からの強い要請でした。人間は、いくら体が大きく頑丈でも弱いものです。辛抱強くコミュニケーションを取りながら、鍼灸治療をしていきました。紆余曲折はありましたが、今では立派に会社勤めをされています。このような好結果を得ることが出来たのは、私の鍼灸治療だけではなく、患者さんのよくなりたいという意欲だと思います。
 私は、患者さんに治療してよかったと評価してもらえ、頼ってもらえるような鍼灸師になりたいといつも思っています。
 写真は、大学玄関前のモニュメントに刻まれた「建学の精神」です。これが私の精神的支柱です。

戸田先生、ブログ写真.JPG

このページのトップへ