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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2011年9月アーカイブ

2011/09/30(金)

情報には賞味期限がある!


こんにちは。保健看護学科の家曽です。

皆さんは今、一生懸命勉強し、医療者になる準備をしている真っ最中だと思います。
今(もしくは臨床に出てすぐ)の知識や経験は、その人の専門職者として土台を作るのに欠かせないものです。
それはきっと専門職者として働くうえで、役立ってくれると思います。
ただ、その知識や経験に踏みとどまっていて、情報をアップグレードする作業をついつい怠ってしまう時があります。
その時、どうか思い出してください。情報には賞味期限があります!

「えっ」と思われたあなた、昔に得た情報を振り返る時期かもしれません。

ある研究者が診療ガイドラインの内容を調べました(Shekelle PG,JAMA 2001;286:1461)。ちなみに、診療ガイドラインというのは医師が患者に治療を行う上で、どのような治療をしていけばよいか指し示しているものです。
その研究によると、ガイドラインの約半分の内容が、たったの6年で有効な治療方法から外れてしまったということです。そして、3年毎にはガイドラインを見直しする必要があると指摘しました。
つまり、診療の方針を決めるために重要な情報でさえも、たったの6年で半数が賞味期限となるということです。

皆さんが働き出して務める臨床でも、同じことが言えると思います。
どうか今までの知識や経験に踏みとどまらず、アップグレードしましょう。
そして、対象者の方に適切な情報を一緒に共有しましょう。


ブログ画像(家曽先生).jpg


2011/09/22(木)

附属接骨院はこんな感じでやってまぁ~すっ?!


 こんにちは。ヘルスプロモーション整復学科の山原です。
 今回は、附属接骨院の様子について暴露しちゃおうと思います(^o^)/
 今年の2月に待ちに待った関西医療大学附属接骨院がオープンしました。
写真①.JPG写真②.JPG



ここで、附属接骨院の専属柔道整復師の先生方を紹介したいと思います。
なんと!!このヘルスプロモーション整復学科にイケメンの二人の先生が来てくれました
(*^^)v 佐々木先生と畑島先生です。
写真③.JPG


 佐々木先生は専門学校を卒業してから分院長としてバリバリと接骨院業務をこなしていたので、弟子というか後輩がたくさんおられます。接骨院で後輩を育てるうちにもっと多くの後輩を育てたい!という思いから本学科に就任していただきました。残念なことに、佐々木先生は既婚者で二人の娘のお父さんであります。かなりの親バカになっているようですよ?!
 畑島先生は、北海道出身のイケメン。現在、彼女募集中ということらしいです?!畑島先生は柔道整復師の専門学校に通いながら鍼灸師として働いておられ、自分自身の技術や知識の向上と修得した知識や施術を後輩にも教えたいという思いで、本学科に就任していただきました。
 佐々木先生と畑島先生は、後輩を育てるという思いは同じなのでHPSの4年生が臨床実習に入っているときは、いろいろと指導してくれています。
写真④.JPG


 畑島先生は、学生にとってお兄ちゃん的存在のようで、定期試験や模擬試験前になると学生が授業外に勉強のやり方や覚え方を伝授してもらおうとやってきます。
写真⑤.JPG


 佐々木先生は、熱血教師です?!模擬試験や実技試験で成績が思わしくない学生を呼び出し、居残り勉強という名の特訓が始まります。勉強のやり方が分からないとか一人では勉強できないという学生は、家庭教師的存在で文句を言いながらでも時間を守って接骨院にやってきます。
写真⑥.JPG


 こんな感じで、接骨院もその中の先生も大学(HPS)とかなり密着した附属接骨院となっております。
 オッと!接骨院の様子をお伝えするのを忘れてしまうところでした(^_^;)
 附属接骨院は一般の患者さんが施術に来られる一般的な接骨院でありながら、本学科4年生の臨床実習の施設でもあります。学生が患者さんに施術することはないのですが、医療面接(問診)やベッドへの誘導などをして患者さんとコミュニケーションをとり、授業で習った知識をフル活用してもらいます。簡単に言えば、接骨院の職業訓練になっているのかもしれませんね?!
 附属接骨院では柔道整復師が行う施術に加え、HPSの学生が3年生の時に運動実践指導者の資格を取得することもあり、患者さんに運動指導も行っています。写真⑦.JPG写真⑧.JPG


 学校を卒業して柔道整復師の資格を取得したからと言って、何でもできるわけではありません。私たち柔道整骨師は接骨院で患者さんがいない間を使って、日々トレーニングをして、あの患者さんにはこういう運動を指導した方がいいかな?と試行錯誤しながら、それぞれが実践して患者さんに運動指導しております。
写真⑨.JPG写真⑩.JPG


 こういった先生たちの努力などを含めた接骨院の様子を学生に見せることで、学生それぞれがいろんな将来像を描いてくれると私たちHPS教員は思っています。
 ヘルスプロモーション整復学科は教員も学生もユーモアにあふれた集まりの学科です。10月2日(日)にオープンキャンパスが開催されますので、こんな賑やかな学科を一度覗きに来てみてください。イケメンを見に来るのでもかまいませんよ?!\(^o^)/




2011/09/16(金)

障害者スポーツの意義


 理学療法学科講師の吉田隆紀です。今回は「障害者スポーツの意義」についてお話したいと思います。
 これを読まれている皆様は、障害者スポーツというとどんなイメージがあるでしょうか。有名なのは車椅子バスケットでしょうか。車椅子バスケットというと漫画「スラムダンク」の作者である井上雄彦さんの漫画「リアル」がお勧めなのですが、これはとても緊張感のある話で題名のごとく脊髄損傷者のことを「リアル」に描いていて、びっくりする内容です。なぜかというと作者である井上さんが、障害を持たれている方々の取材をして、気持ちを絵に言葉にしているからのようです。
 現在、私は大学院で研究させて頂いていますが、研究内容はサイトカインの一種であるインターロイキン6という物質に着目しています。このインターロイキン6は、糖尿病や動脈硬化の改善に効果があると近年に報告され、様々な研究が行われています。なぜこのサイトカインに興味を持つことになったかというと、病院で業務をしていた時に脳梗塞や脳出血の患者さんを担当しても、退院後に再発例が多く、せっかく入院して身体機能が良くなったとしても、また脳梗塞を再発してしまう現実をたくさん見ました。やはり脳梗塞や脳出血を発症する患者さんの多くは、糖尿病や動脈硬化、肥満症などの成人病と呼ばれる起因を持たれる方が多いためだと考えられます。理学療法士として脳梗塞や脳出血を予防するという大きなことは言えませんが、少しでも再発率を抑えることができないかということで現在、勉強しています。このインターロイキン6は、どのようにすれば増えるのかというと「運動する」ことなのです。運動の時間や強度など条件はありますが、結構な時間と強度が必要です。運動するといっても、ただ運動を継続していくことは難しいため、継続するポイントは「仲間」「場所」「目的」といった条件が整うことが必要であると言われています。こう考えると障害を持つ方々のスポーツ活動が重要となってくるため、今後はもっと障害を予防するといった側面にも、私たち理学療法士が力になれればと考えています。
 スポーツ活動は身体の健康だけを、健全にするわけではありません。下の写真の方々を見てどう思われるでしょうか。

ブログ画像(吉田先生).jpg

2011/09/09(金)

トレーナーといえど社会人


 こんにちは。関西医療大学スポーツトレーナーコースの内田靖之です。
 今回のタイトルは「トレーナーといえど社会人」となっています。当たり前のことですが、大学を卒業すれば就職するわけです。ではトレーナーってどうやって就職すると思いますか?一般企業のようにエントリーシートを記入し、面接を重ねていくのでしょうか?推薦でしょうか?コネクションでしょうか?
 答えは色々です。人からの紹介もあれば、一般企業のように何段階も面接を重ねていく場合もあります。そういう意味では普通の就職活動よりも対応力が必要になってくるのかもしれません。
 少し脱線しましたが、今回このタイトルをつけたのは就職活動のやり方を書きたいわけではないのです。就職方法が色々あるように、トレーナーという仕事がアスレティックリハビリテーションや救急処置、治療だけではないことを書きたかったのです。
 8月にユニバーシアードという大学生だけのオリンピックのような大会が中国深圳(しんせん)で開催されました。私は男子サッカーのアスレティックトレーナーとして帯同していたのですが、そこでの仕事内容をふと思い出してみました。
 アスレティックトレーナーとしての仕事(具体的には沢山ありますが)、チームスケジュール管理、チーム荷物の管理、カメラ撮影、試合レギュレーションの確認、交代選手のAD(身分証)チェック、選手の教育、帯同報告書の作成、大会終了後のメディカルレポート作成...もっとあるような気もしますが、思いつくだけでもこれだけあります。昔は「これって俺の仕事なのかな...?」と思っていたことも正直あります。でも今は「気付いたこと全部が自分の仕事なんだな」と素直に思います。そこにあるのは、チームが上手く動いていけばいい、という単純な考えです。
 この「何でも屋」の考えが全てとは思っていません。様々な現場があって、様々な考え方があることは理解しています。でも気付いていてやらないのはどうでしょうね?皆さんの周りにもいませんか?何にもしないように見える人。でも、ちょっとゴミが落ちている、誰かが滑って転んだら?と思うとゴミを拾いますよね。基本はそんな単純な考えです。
 自発的に動くことによって、「やらされていること」が「やっていること」、に変わります。仕事ってやらされているのではなく、やっていることですよね。特にトレーナーは何が仕事か定義しにくいことがあります。チームの数だけ仕事内容に違いがあるかもしれません。この仕事内容の違いをつくるのは、「気付いた」あなたです。だから気付けるようになる為の学びの場でありたいというのが、関西医療大学スポーツトレーナーコースのコンセプトです。


【教員・卒業生の現場報告】8月29日現在 ※文責:増田研一
 ・内田靖之助教がアスレティックトレーナーとして2年間帯同してきた全日本大学選抜男子
  サッカーチーム(ユニバーシアード代表)は8月11日〜22日まで中国・シンセンで開催さ
  れましたユニバーシアードで見事優勝し、世界一の座に輝きました!


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2011/09/02(金)

心に残る症例

吉備 登


 中国より伝来した鍼灸治療は2000年以上の医学経験にもとづいた治療方法です。現在、医学は日進月歩していますが、未だに完全なものにはなっておらず、それを補完する役割として鍼灸治療は活躍しています。
 そこで今回、現代医学を補完する医療としての鍼灸治療について私の経験を紹介したいと思います。
 その患者さんは無職の67歳の男性(身長165㎝、体重62㎏)で、前立腺癌で骨盤内臓器の開腹手術を行い、カテーテルを入れていました。手術後3週間で退院したそうですが、その後、頻尿と尿失禁が始まりました。病院の検査では特に異常はなく、膀胱にも器質的障害はないと診断され、約10ヵ月間薬物治療(塩酸エフェドリン)を受けましたが症状はよくなりません。そこで、鍼灸治療を受診されることになりました。初診時の患者さんの症状は、昼間は1時間おきぐらいに10回以上トイレに行く。ゴルフや畑仕事で少し運動をすると尿がもれてしまうので尿漏れ防止パットを使用している。朝はトイレに行くまでに尿がもれてしまうなどでした。
 鍼灸治療は、灸を用いた全身調整の他、頭部への鍼治療、下肢への低周波鍼通電、下腹部への隔物灸、腰部への灸頭鍼などを行いました。約2ヵ月後、週に2回計15回の治療で、朝はトイレに行くまでに尿がもれてしまう症状はトイレまで我慢できるようになり、昼間に尿が漏れる量は減り、尿漏れの状態を示す国際尿失禁スコアはほぼ半分程度(19点→10点)になりました。 最終的には30回の鍼灸治療で、完全に尿失禁が治った訳ではありませんが、国際尿失禁スコア9点となり、尿が漏れる量は少しずつ少なくなり、何かに熱中していると長時間我慢できるようになりました。
 頻尿や尿失禁は些細なことに思われるかもしれませんが、患者さんは日常生活で気まずい思いをしてしまい、外出や旅行にも行けなくなる事につながります。そのためにも、このような症状を改善させることは非常に重要なことなのです。
 このように現代医学で十分な効果が得られない症状に対し、鍼灸治療が効果を示すケースは数多く存在します。みなさん知っていましたか!


吉備先生の図.jpg

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