
2011年7月アーカイブ
2011/07/29(金)
先輩から後輩へ
みなさんこんにちは、関西医療大学鍼灸学科スポーツトレーナーコースの辻です。
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今回は本学のアットホームな様子を感じてもらうために「先輩から後輩へ」を
キーワードにお話をさせていただきます。
大学に入ると自分の行動に責任を持つことが多くなり、様々なことを自分で行わなければなりません。しかし、いきなり、自分でしなさいと言われても何をしたらいいのかわかららないというのが現状です。
そんなとき、同じ道を歩んできた先輩の出番となります。いわゆる道先案内人ということです。何でも相談できる先輩がいると安心して学校生活が送れます。
本学は担任制度をとっており、学生をサポートできるようになっていますが、大学でいちばん身近な存在として先輩が貴重であると考えています。
在校生にスポーツトレーナーコースを志望した理由を聞くと、多くの学生がスポーツで困っている人をサポートしたいと思って本学に入学されている人がほとんどです。そのため、何気に誰かのサポートをするのが好きだという人が多いのです。
スポーツの場面では、誰かがミスをしたらチームメイトがフォローする。当たり前のように行います。目の前にいる後輩が困っていたら、当たり前のように手助けをする。これがチームの存在だと思います。
社会に出て、人をサポートする、社会奉仕の気持ちは日頃から自然にできることが大切で、特別なものではありません。また、先輩として後輩を導くことによって、サポートする意味を理解し、授けられた情報を頭の中で整理し、知識として応用することができるようになるのです。これは自分を育てる行動とも言えるかもしれません。
関西医療大学では『熱い心』を持った先輩がたくさんいます。そんな先輩に会いに来てください。きっと新しい発見ができると思います。
【教員・卒業生の現場報告】 7月25日現在 ※文責:増田研一
・増田研一教授がチームドクター、内田靖之助教がアスレティックトレーナーとして、全日本
大学選抜男子サッカーチームの海外(ドイツ/中国)キャンプ[7月11日(月)〜21日(木)]に
帯同しました。※増田教授はドイツのみ帯同。
・増田研一教授がチームドクター、大学卒業生の下地達朗君/橋本賢太君がアスレティック
トレーナーである日本フットサルリーグ(Fリーグ)のシュライカー大阪は7月21日(木)〜24
日(日)開催されたFリーグ大洋薬品オーシャンアリーナカップ2011に参加し、準優勝しま
した。
2011/07/22(金)
心に残る症例
長いこと鍼灸師をやっているからといって「心に残る症例(患者さん)」がやって来る訳じゃない。待ってるだけで「幸せに」なれないのと一緒だ。幸せって何だろうと考えると、実は幸せを既に手にしてることに気づくことがある。心に残る患者さんて何だろうと考えてみると、実はありふれた患者さんが心に焼き付き、心に残っているのに気づく。そんな体験を披露しよう。
怒りっぽくてイライラを辺りに振りまいているのはヤな患者だ。その上、偉そうにしているとなお更だ。「なーんで、オレがこんな奴を治療せんとアカンのや」って思う日も結構あった。あの日までは。
ヤな奴にも、トリガーポイントに打つ鍼はよく効く。10本くらい打っただけでも痛みが随分軽くなる人もいて、そのとたん態度が変り、フツーのおじさんになる人や、治療直後、エーッ同じ人と思うくらい態度やものの言い方が変わる人もいた。(でもさー、紳士的な態度がとれるなら、最初から紳士でいて欲しいよね)
あの日、ある患者さんから、ガンで亡くなったお父さんの話を聞いた。病気になる前は「こんなに素敵な父親はいない」とまで思っていた父が、ガン末期には痛みと絶望のためか、ことある毎に、看病している家族に怒りをぶつけ、怒鳴り、口汚く罵るようになった。最愛のお孫さんには直接そんな態度を取らなかったけど、ヒトが変わってしまった彼にはお孫さんは決して近づかなかったと云う。妻や実の子でさえ病人をいたわる気持ちが萎え、「早く死んで欲しい」という気持ちさえ芽生える。そして、最愛の孫も近寄りもしない人生の最後!
この話を聞いて、あのヤな患者達の事を急に思い出した。そういや「2年も痛みが取れんかった」って言っていたナ、ムリして仕事しているんで寝ないと身体がもたへんのに「疼いて眠れん夜がしょっちゅうあった」って言うとったナ。痛いだけでも辛いのに、この痛みが一生続くかもしれんと思とったらヤケクソにもなるわな。心も腐ってまうわ。でも、反対に痛みがとれたら、心も元気を取り戻すさかい、いい人に変わるんや。いやいや変わるんやのうて、もともといい人が痛みと絶望で「イヤーな性格」に変わってしもたんや。ン・・・!ひょっとしてビョウキのせいで「ヤな性格」になったのを「ヤな奴」って思ってしまったのかも?
そう考えた時、痛みが取れ「有り難うございました」って言ってもらったヤな患者さん達の言葉と表情が突然フラッシュ・バックして、そして気付いた。「すみません。治療師としてそんなことも判ってないオイラこそヤな奴でした」
その日、生涯「痛みをとる為に、治療し、研究する」強い心が芽生えた。これからもずっと衰えることは無いだろう。
もし君がここに来て、一緒に患者さんを診る日が来たら、鍼の凄さだけでなく「心に残る症例」「鍼灸師としての幸せ」を見出せるために、援助を惜しまないつもりだ。
2011/07/15(金)
自分らしく生きるって?
こんにちは、保健看護学部の井村です。
皆さん、「自分らしく生きる」って考えたことありますか?
私は、看護職に携わり長い年月が過ぎました。これほど長く続けるとは、看護学生の時代には想像もしていませんでした。たぶん同級生の中で一番最初に看護師を辞めると思われていたのかな・・・と思います。
新人時代は本当にわからないことだらけで・・・・・
何かにぶちあたるとジタバタともがき苦しみ、泣いたり、愚痴をこぼしたり。なんとかせねばと努力はしましたが、なかなか進まない。そんな毎日でした。そんな時、必ずそばにいて支えて下さったのが、同僚・先輩・後輩、そして、患者さんたちでした。ずいぶんと可愛がっていただきました。信頼できる人々ばかりで、その人たちのお蔭で、続けられたのだと思います。
皆さんに共通していたことは、人への愛情や優しさ、思いやり、そして人間味でした。たくさんのことを教えてもらい、その中から生きる意味も教わりました。
最近気がついたことがあります。医療職を目指す人は人間に深い愛情と優しさを持っていて、とても綺麗な澄んだ目をしている人たちが多いのです。その中で仕事をさせてもらうと、こちらまで心が温かくなります。そして、自分らしく生きるとは何かも教えてもらいました。
自分らしく生きるとは、私の場合、心温まる環境で生きていく中で、少しづつ成長することです。これも看護職に携わり、看護を教えてくださった諸先生や先輩方のおかげと思っています。
一期一会でかかわる人々の縁に感謝し、未来のある若い人々にエールを送ります。
少しの努力を忘れず、惜しまず、怖がらず、周囲の人々への感謝をしながら、
未来ある皆さん!!!! 自分の可能性を信じて頑張ってください。
なりたい自分になれるよう、応援します。
2011/07/08(金)
プロも学生も一緒に学べる関西医療大学
みなさんこんにちは、関西医療大学ヘルスプロモーション整復学科の相澤慎太です。
普段、私は関西医療大学で健康スポーツ関連の授業をしています。
そして、それとはまた別に、プロスポーツ選手のトレーニング指導もしています。
今回は、そんな様子を少し紹介したいと思います。
まず、本学は体育系の大学ではありません。医療系の大学です。
トップアスリートの教員がいるわけでもありません。
そんなところに選手は何をトレーニングしにくるのでしょうか?
グランドなどの施設や、マシンなどの用具といった環境の面では体育系の大学にはかないません。単に筋力トレーニングやスキルトレーニングをしたいのであれば別の施設に行った方がはるかに効率的なトレーニングをすることができます。
ではなぜ?
答えは・・・・・・
『勉強しにきています』
「はぁ?スポーツ選手が勉強?」と思われますよね。
実は、本学で学んでいるような医療系の知識にはトップアスリートが活躍するために必要なヒントが沢山詰まっているのです。
プロ選手が勝負している相手は当然のことながらプロ選手なのです。
相手だっていろいろな工夫をしています。
その中で勝負しようと思ったら、相手のやっていないことをやっていく必要があります。
とはいえ・・・
そんな自分だけのオリジナルトレーニングなんてそう簡単にできるのでしょうか・・・?
トレーニングを成功させるための理論として「個別性の原則」というものがあります。
これは、「誰か有名な選手がやっていたトレーニングだからといって自分にも必ず成果があるわけではなく、自分に適したトレーニングプログラムを立てないと効果は薄くなってしまう。」というものです。
さて、これを読んでくれている貴方が、スポーツ選手だとして質問です。
「自分の身体の事ってどれくらい把握してますか?」
実はこれは非常に重要なのです。
身体の特徴(身長・体重・手足の長さなど)の他にも「動きの特徴(クセ)」だってあります。
そういったものを把握していないと、効果的なトレーニングプログラムというのは立てられないものなのです。逆に言えば、そこを理解できる力があれば、自分だけのオリジナルプログラムを立てることが可能になります。
でもそれには少々専門的な知識が必要となります・・・
ここまでくればお分かりですよね?
選手は何を勉強しに来ているのか?
医療人を育成している本学では、当然、身体の見方を学んでいます。(動き方も含めて)
それが非常にトレーニングに生きるのです。
私は医療人ではありませんので、本学の身体の見方を知っている先生方に協力してもらいながら指導を行っています。
私は選手を指導する際には学生にも一緒に参加してもらい手伝ってもらっています。
『プロ選手相手に学生が指導する』という場面は本学では特別なことではありません。
例えば、私のアシスタントをしてくれているヘルスプロモーション整復学科3年のM島君は、選手に対して大学で学んだ知識を生かして解説をしてくれたり、トレーニングや計測の補助をしてくれます。おかげで円滑に指導をすることができます。
選手も学生の方が接しやすいという心情もあります。
そんなやり方が選手に喜ばれてます。
2011/07/01(金)
スポーツ理学療法の意義
理学療法学科講師の高崎です。今回は「スポーツ理学療法の意義」についてお話ししたいと思います。
私は普段大学の診療所で仕事をしていますが、そこにはスポーツ選手だけでなく御自分で立ち上がることも難しいような高齢の患者さんなども多くいらっしゃいます。以前、スポーツをしている比較的よく動ける若い患者さんが、重度の障害を持った患者さんの様子を目にして、「あんなに大変な人たちが来られているところで、私のような元気なものがリハビリを受けるのはなんだか申し訳ないですね・・・」と言われたことがありました。つまり、スポーツのような激しい動きは出来ないけれど、日常生活は普通に営めるのだからそれ以上の回復を望むことは高望みであると言うのです。はたしてそうでしょうか???
我々理学療法士は、患者さんの基本動作の回復のお手伝いをすることが仕事です。基本動作とは起き上がったり、立ちあがったり、歩いたりすることです。これをスポーツに当てはめると、走ったり、ジャンプしたり、ボールを投げたりという動作になります。しかし我々が考えなければならないことは、単にすばやく起き上がれるようになればよい、安全に歩けるようになればよいということではなく、そのことによって患者さんの「生活の質」がいかに向上するのかを考えなければいけません。「生活の質の向上」とは、単に動きやすくなることではなく、それによってその患者さんが生き甲斐をもって人間らしい充実した生活を送れるようになることです。ではスポーツができるようになることはどうでしょうか?スポーツはまさに人間として充実した日々を送るための「スパイス」ではないでしょうか。患者さんが生涯にわたって充実したスポーツライフを送るための理学療法は、まさに「生活の質」を高めるために大きな意義を持つと思います。
本学科がモットーとして掲げる「治せるセラピスト」は、患者さんの充実したスポーツライフを生涯にわたって支え続けることもできるセラピストです。

