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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2011年6月アーカイブ

2011/06/24(金)

スポーツに関わる意義

 

 関西医療大学 保健医療学部 鍼灸学科スポーツトレーナーコースの中尾哲也です。

 私自身がスポーツに関わる理由となるキーワードは『喜び』です。
 より良い傷害(ケガ)予防対策や治療方法を考える時、自分がスポーツを実践して初めて気づくことがあります。また、それはスポーツを実践しなければ、気づく事はできないと思える場面もあります。したがって「自分が指導する内容を、安全かつ効果的に行うためには自分が実際に行うことが重要」と考えています。直面する様々な問題を頭だけで考えていては、本質的に理解することはできない。実践し考え、悩み、そして結論や結果が出たとき"スポーツ実践者としての喜び"が味わえる。
 工夫した方法で指導したことで、選手の成長に結びついたとき"スポーツ指導者としての喜び"が味わえる。その選手が活躍すれば"スポーツを観る喜び"も味わえる。スポーツを「する喜び」「観る喜び」「支援する喜び」など。そういった『自分の喜びを追求する行為が、選手の幸福につながった時』、何にも代えがたい更なる喜びとなっています。
 私にとって「素晴らしいスポーツ」を多くの人々に伝え、理解していただくことができれば次の新しい喜びへとつながりますね。だから、私にとってスポーツへの関わりは止められないわけです。

 スポーツは「明るさ」「元気」「楽しさ」「感動」を人に与えてくれますよね。今の社会に必要な部分ではないでしょうか。スポーツは関わる私に『夢』を与えてくれます。


【教員・卒業生の現場報告】6月20日現在 ※文責:増田研一
 ・日本サッカー協会主催のスーパー女子プロジェクト(5月20〜23日・於:J-GREEN堺)に
  増田研一教授がドクター、山口由美子講師がトレーナーとして帯同しました。
 ・第64回大阪高等学校陸上競技対校選手権大会(5月27〜29日)に辻和哉講師/中尾哲
  也講師がトレーナーとして帯同しました。
 ・増田研一教授がチームドクター、卒業生の下地達朗/橋本賢太氏がトレーナーをしている
  シュライカー大阪が神戸フットサルフェスタ2011(6月3〜5日)で優勝しました。
 ・U-19女子日本代表(U-20女子W杯2012代表候補)サッカーチームのアメリカ遠征(6月
  6〜15日)に山口由美子講師がトレーナーとして帯同しました。
 ・第64回全国高等学校陸上競技対校選手権大会近畿地区予選(6月16〜19日)に辻和哉
  講師がトレーナーとして帯同しました。


2011/06/17(金)

心に残る症例

鍼灸学科 川本正純
 

 1978年の夏と記憶しています。この年、私の父が不安定な物を踏み台にして棚の品物を取ろうとして足を滑らせ、左足の小指を痛めました。このとき私は、鍼灸専門学校の2年生、授業で皮内鍼(ひないしん)[写真]の施術方法を習って約4ヵ月の頃でした。
 左小指を押さえながら苦悶の表情を浮かべてうずくまっていた父に行った処置が私にとって忘れられない記憶として今も脳裏に残っています。
 まず、反対側の右小指(左小指の痛所と対称の部位)に瀉法鍼(しゃほうしん;左小指の痛みと同量の刺激を鍼で与えること)を行ったのです。最初の瀉法鍼による刺激では少しも鍼の痛みを感じておらず、専ら左小指の痛みを訴えていました。引き続き4~5回瀉法鍼での刺激を終えた時、初めて父の口から右小指の瀉法鍼の部位が『痛い!』と声が出ました。同時に左小指の痛みは軽減し、『楽になったわ』という言葉を聞くことができました。そして左小指の痛みの最も強い所に皮内鍼を刺入し絆創膏で固定しました。父は、この処置の後、何も無かったかのように3~4日過ごし、5日目の入浴後に皮内鍼が外れた時から左小指がうずき始めたため近隣の整形外科医を受診し、左足小指捻転骨折と診断されました。
 私が、皮内鍼と瀉法鍼を使用して初めて痛みのコントロールができた事例で、専門学校で教わったホヤホヤの知識と技術でもこんなに痛みのコントロールができるのだと、自分の選び進んだ道に確信と未来の希望を大きく持った症例でした。

無題.jpg無題2.jpg
左の写真は、長さ5㎜程度の皮内鍼をピンセットで皮膚をすくうように約2㎜
刺入しているところです。右の写真は刺入した皮内鍼を絆創膏ではさむように
固定しているところです。こうすることで数日、鍼を留めておくことができます。

2011/06/10(金)

保健師という看護職


 皆さん、こんにちは。保健看護学部の平尾恭子です。
 私は看護学のなかでも「地域看護学」という保健師の国家試験取得に必要な科目を担当しています。
 皆さん保健師って、ご存じでしょうか? 保健師は看護師や助産師のようには知られていません。私も実際、自分が看護学生になり保健師について学習するまでは、どのような仕事を行っている人なのかよくわかっていませんでした。そこで、今回は皆さんに保健師の仕事について知っていただきたく、お話をしたいと思います。
 保健師は看護師や助産師と同じ看護職で、主に都道府県の保健所や市町村の保健センターなどで仕事をしています。赤ちゃんから高齢者、健康な人から疾患や障害をもっている人まで、様々な年齢や健康レベルにある人々に対する健康づくりや疾病の予防活動、子育て支援や地域での生活支援を行っています。具体的には、赤ちゃんのいる家庭を訪問したり、0~3歳までの幼い子どもの健康診査や健康相談を行い、子どもの発育や発達をみたり、子育ての様々な相談にのり、地域の子育て支援や児童虐待の予防活動をしています。また、がんや心疾患、脳梗塞といった日本人の死亡の多くをしめている生活習慣病にならないよう健診を行ったり、生活習慣を改善するための健康教育を行ったりもしています。さらに、高齢や障害のある人々が地域で必要な保健福祉サービスを利用して、その人らしく生活していけるような地域の体制づくりも行っています。
 このように看護職のなかではあまり知られていない保健師の仕事ですが、看護師や助産師と同じようにやりがいはとても大きいです。私自身、保健師の仕事を通して多くの方々と出会うなかで、特に障害をもった子どもとそのお母さん、心の病をもった方やそのご家族との出会いから、私自身の物事の捉え方や考え方もずいぶん変わり、とても成長させてもらったと感じています。
 このブログを読まれている学生さんの多くは看護師を志しておられることと思いますが、保健師という職種があることを少し頭の片隅において、また進路を考えていってもらえると嬉しいです。

2011/06/03(金)

現場(接骨院・救護)で求められるスキルについて


 皆さん、こんにちは。関西医療大学ヘルスプロモーション整復学科(HPS)の井口です。
 今回は『現場(接骨院・救護)で求められるスキル』について紹介します。
私たち柔道整復師が働いている場所は、多くの場合は街の接骨院です。そこでは骨折・脱臼・打撲・捻挫などケガをした患者さんを相手に、柔道整復術を行っています。柔道整復術とは、骨や筋肉などの運動器に加わる急性、亜急性の原因によって発生する各種の損傷(ケガ)に対する施術(柔道整復術を行うこと)をいいます。
 患者さんが来院したら、先ず私たちで診ることができるものかどうかを判別します。もしかしたら脳血管障害や冠動脈疾患など重大な問題を抱えているかも知れません。他にもガンの骨転位、手術が必要な骨折などなど考えなければいけないことは沢山あります。判断を間違えたら大変なことになりますから、しっかり判別しなくてはいけません。仮にその様な方が来院した場合は適切な応急処置を施した後に病院を紹介することもあります。
 そして、私たちが診ることができるものと判断したたら、そのケガの状態に合わせて適切な処置を施します。例えば、骨折なら折れてずれた骨を元の位置に合わせて、再びずれないようにギプスなどで一定期間固定し、早期に社会復帰できるように運動療法や手技療法や物理療法などを行います。
 このように、柔道整復師は日々繰り返しケガの処置を行っているのでとても慣れています。ですから、応急処置を必要とする救護の場では大変重宝されます。特に格闘技はケガをするのが当たり前といったところがあるので様々なケガに遭遇します。単に打撲による鼻血から骨折による鼻血、指では骨折や脱臼や突き指、脳震盪(のうしんとう)でもしばらく様子を観察するものから直ちに救急搬送する必要があるもの、脱臼や骨折を同時に発生しているものなどなど様々です。これらを迅速かつ適確に判断し、ケガに応じて適切な応急処置を行います。

空手での救護の様子
HPS②.jpgHPS①.jpgHPS③.jpg

骨折していたので、整復した後                  指を捻挫したので、テーピングで
ギプスを巻いて病院へ行ってもらいました。           応急処置をしているところです。
 

 この様に様々な現場に対応するためには、骨折・脱臼・捻挫・軟部組織の損傷や治療に対する知識と技術はもちろんですが、広く医学医療の全般にわたる知識も必要です。また、現場が違えばケガの様子も違うので『何でも来いの対応力』で様々な現場に対応していこうとする気持ちが大切です。
 もし興味がありましたら、是非オープンキャンパスにお越し下さい。


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