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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2011年5月アーカイブ

2011/05/27(金)

これが治せるセラピスト

 
 こんにちは。保健医療学部 理学療法学科の谷埜予士次です。今日は本学科の掲げている目標である「治せるセラピストの育成」ということについて、少し述べさせていただきたいと思います。

 みなさんはセラピストという言葉をご存じでしょうか?therapistはtherapy(治療)する人のことで、英和辞典で調べると治療専門家と記載されています(なお、リーダーズ英和辞典では療法士、プログレッシブ英和辞典では理学療法・心理学療法・治療技術の専門家とも記載されています)。ですから、治せるセラピストというのは、「きちんと治すことができる理学療法士」ということになります。患者さんからみたら当り前であってほしい目標ですね。でも、この当たり前のことがとても大切になります。いかに、早く、しっかりと治すことができるかということが大切になります。
将来、理学療法士になろうと考えているみなさんは、養成校について調べていると思います。養成校の数は増えてきていますね。それに伴って理学療法士も増えてきています。したがって、これからは今まで以上によりいっそう、きちんと治療して、患者さんの社会復帰に貢献しなければ、誰からも選ばれない理学療法士になってしまいます。

 本学科では掲げた目標を達成するために、授業以外にも様々なプログラムを用意しています。特長的なものとしては、授業の単元が終了するごとに実技試験を実施して、実力が向上するようにしています。そして、実習授業に重点をおいており、本学内に附属診療所もあるため1年生のころから臨床の現場で実習を行うこともできます。その他に、理学療法専門科目については中間試験も行っています。また、昼休みや放課後には授業でわからなかったことを先輩や先生に気軽に質問できるコーナーも設定しています。このような本学科での取り組みについて詳細に知りたい方は、本学HPの理学療法学科オリジナルサイトをご覧いただくか、本学のオープンキャンパスにぜひお越しください。オープンキャンパスでは模擬授業なども行って、本学の特長について紹介させていただきます。興味のある方はぜひお越しください。


2011/05/20(金)

トレーナーコース4年生の今日このごろ・・・


こんにちは。鍼灸学科スポーツトレーナーコースの山口由美子です。

 今回はスポーツトレーナーコースの学生が行っている現場実習を紹介したいと思います。
本学で行う現場実習は、2年生と4年生で行います。2年生では見学実習だけですので、4年生で実際に選手や社会人と接して実習をしています。その現場実習先の一つになっているのが、熊取町と連携して推進している『スポーツ傷害相談コーナー』です。
 これは"ひまわりドーム"という熊取町の体育館でブースを設け、ひまわりドームの利用者さんの相談に対応するという実習です。実習では、問診→検査・測定→ストレッチやトレーニングの処方という流れで進めていきます。今まで学生は教科書をもとにした講義や模擬患者を使っての実習を進めてきましたが、実際に悩みを抱える対象者に接して、自分だけで対応するのは初めてです。
 「主訴として訴えていることの原因は何なのか導き出せなかった」「ROM(関節の動く角度)やMMT(筋力)など知っているつもりだったが、実際行って全然出来ないことがわかった」「教科書に載っていることに必死で当てはめようとしてしまった」など、実際に悩みを抱える方に接することで、自分の現状を知り、そして課題を見つけています。また知識や技術だけでなく、体を預けてもらうことが容易いことではないと学んでいます。この実習で彼らは、教科書に載っていないことを学んでいます。
 大学に入学し、4年間で学んだことを生かし、相談者さん一人ひとりに必要なトレーニングやストレッチを指導することが出来れば、彼らは社会でも求められるトレーナー・鍼灸師になってくれると考えています。今は実習のたびに自信を失くすかもしれませんが、その悔しい気持ちをエネルギーに変えて、夢に向かって進んで欲しいです。
 トレーナーや鍼灸師という道は簡単ではありません。どの職業でも簡単なものなど無いと思います。壁にぶつかったから諦めるのではなく、壁を乗り越えたから自信を持って活動できる、そんな人になるために好んで壁にぶつかって、困難な道を選択し、結果的に成長してほしいと思っています。

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2011/05/13(金)

心に残る症例


 皆さん、こんにちは。はり灸・スポーツトレーナー学科(現、鍼灸学科東洋医療コース)の坂口俊二です。
 今回から、学科教員が日々の鍼灸治療で経験した心に残る症例を紹介していきます。
鍼灸治療によって劇的に症状が改善した例、十分な治療効果が得られなかった例、症例から学んだこと、などです。このテーマを通じて現代医療における鍼灸治療の果たす役割を少しでも理解してもらえればと思います。
 鍼灸では、現代医療の内科、整形外科、皮膚科などのように診療科を明示することはできません。言い換えると、病気とは言える程ではないが身体がだるい・冷える、肩がこるなど、いわゆる未病(みびょう)という状態から、急性の腰痛や頸痛、生活習慣病などの慢性疾患から神経難病などに苦しむ患者さんを治療しています(図)。図には鍼灸医学と現代医学がいかに相補できるのかを示し、鍼灸の適応領域と実際に附属鍼灸治療所で治療してきた一例を示しています。その中から今回は、私が経験した「緊張型頭痛」の症例を紹介します。
 緊張型頭痛は、片頭痛とともに慢性頭痛の一つで頭や頸の筋肉が緊張することで、頭全体や後頸部がギューッと締めつけられるような重苦しさや痛みが一日中続くもので、精神的なストレスなどもきっかけで起こるとされています。
 症例は41歳男性。職業は事務職(コンピューターを使うことが多い)。約1年前より頭痛(左こめかみから後頭部全体が締め付けられるような痛み)が頻繁に起こるようになり、W医大脳神経外科を受診し、諸検査の結果、緊張型頭痛と診断されました。内服薬により痛みがおさまる時とそうでない時があり、徐々に頻度が高くなり、現在は週3-4回の頭痛発作がおこりその不安とストレスが大きく、来所されました。後頭部から頸肩の筋肉の緊張が強かったことから、筋の緊張緩和を目的に鍼を行い、さらに全身調整として脈・舌・腹からみた証(東洋医学的診断)に基づいて、下腹部にお灸、手足先の経穴に鍼を行いました。2週間後に来られた際、頭痛はあるものの程度が軽いため、前回の治療後一度も薬を飲んでいないということでした。その後も1ヵ月に1回の間隔で治療を続けていますが、その間、薬は服用していません。
 近年、緊張型頭痛に鍼治療が効果的という証拠(エビデンス)が示されていますが、この症例は、鍼治療ベストケース(現代医学的な治療で改善がみられない症例が鍼灸治療で劇的に効果を上げた症例)といえるもので、とても印象に残っています。

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2011/05/06(金)

後輩のみなさんへメッセージ


 みなさん、こんにちは。保健看護学部の伊井です。

 新学期が始まり、1か月が経ちました。
 保健看護学部の学生の皆さんが主に学習をする5号館も3学年になりますます賑やかになりました。朝のバスの中や、講義中、図書館、食堂、グラウンド、体育館などで学生のみなさんと関わると、いつも自分自身の学生時代を思い出します。
 
 初めて解剖学・生理学を学んだときは、「こんなに覚えないといけないことがあるのか」と驚愕し、各種の病態学を学んだときは、「もっと解剖をしっかり理解しておけばよかった」と痛感し、各領域の看護を学んだときは、「看護の根本は同じでも、こんなに違いがあるんだ」と学習が楽しくなっていました。実際に領域実習で関わらせていただいた患者さんのことは今でも覚えています。患者さんが実習生の私にかけてくださった言葉や、拙いバイタルサインの測定の時も優しく見守ってくださったり、保健師さんと同行させていただいた家庭訪問でもにこやかに迎え入れてくださったりと、患者さんや対象者の方との関わりは、今でも鮮明に蘇ってきます。
 そんな大学の4年間で『私はこんな看護師になりたい!』と強く思ったことがありました。その思いは就職してからの自分の支えになりましたし、指導して下さった先輩方からその思いを強くしてもらうことができました。どんな看護師になりたいと思ったか...是非一緒に語り合いましょう、私自身思い描いていた看護師になれていたかはいまだに答えは出ていません。これからも常に自分の目標となっていくのだと思っています。

 3年生の皆さんは、後期から始まる実習に向け、各分野の専門的な看護学を前期で学んでいきます。
 2年生の皆さんは、看護について論理的に考えていく為の看護過程論や、各分野の看護とはどのようなことかを少しずつ学んでいきます。
 1年生の皆さんは、私が冒頭にあげましたような、解剖学や生理学といった、今後の学習の基礎となるものを学んでいきます。その他、一般教養も後の自分自身を成長させてくれ、患者さんを関わる際にも役に立つ大切なものとなります。
 どの学生のみなさんもしっかり身につけていってください。
 高校生の方々は自分の夢に向かう第一歩として、大学を選択しなくてはいけない時期がやってきます。
 それぞれ、今自分が描いている未来の自分像を持ち続けて、学業はもちろんですが、充実した大学生活を送っていってください。
 一緒に頑張りましょう。

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