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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2011年4月アーカイブ

2011/04/28(木)

大学で学んで欲しいこと


ヘルスプロモーション整復学科教員の武田 大輔です。

大学で学んで欲しいこと、というとても難しいテーマですが、これは日常の本学の学生さんを観ていて私が感じる本学で学生に学んで欲しいことというふうにとらえて下さい。

大学は、今や正直一昔前と違いその数がたくさん増えて、高校からの進学率が上がっています。いいかえると精神的にも社会的にも大学は行きやすくなったというふうに考えられます。

世間では賛否両論ありますが、入試の形もいろいろあり、様々なバックグラウンドの学生さんが大学に入学しています。中には今まであまり勉強してこなかったから・・不安・・・って学生さんもいますが、せっかく大学に入ったなら、そこから勝負にすればいいのではなかろうかと私は思います。

高校でも、全ての科目を全員が等しく学んでいる訳ではないですし、学力差なんてあって当然と私は考えています。

ただ、大学に来る!行く!って決めた以上は、自分が目指すものの下地になる勉強は大学在学中にやってみるものである。

しかし、何が下地になるか分らない?って学生さんも多いことだと思います。
そこは開き直って、「だからこそ大学へ教えを請いにやってきたのだ!」って気持が何より大事なのではないでしょうか?ただし、気持ちだけ持っていても何も形にはなりませんし、悶々とした大学生活を送ることになってしまいます。

そうするとやはり一番大事なのは「形」を学ぶということになってきます?

武道でも茶道、華道でも書道でもまずは「形」を学ぶものだと思います。
学問の場合はこれを「基本」と読み換えるとよいと思います。

『「形」になんかはまってられるか~そんなの俺の・私の個性が消えちゃうぜ(わ)!』って人は皆さんのよく知っているAKB48を観察してほしい、彼女たちは同じ制服的衣装に同じ振り付け(形を忠実に守って)で勝負してますが、果たして個性を感じないでしょうか?私くらいの年齢になると、つまりオジさんと呼ばれる年齢になるとAKB48って「形」にハマって、みんな同じって感じるかもしれませんが、皆さん学生さんの年齢ではそれぞれが個性を持って輝いていると思われます。

「形」にハマることは、決して自分を失うことでないってことが分ると思います。むしろ、「形」があるからこそ実力が発揮できるのではないでしょうか?

大学で学んで欲しいこと、

それは、医療系大学ですから挨拶から始まって、人への対応、施術の際に人に触れる時の作法など、まずは「形」をきちんと身につけることだと私は考えます。


大学は研究で新たなことを産み出すところですが、それとて0から生み出すのではなく最初一つの「形」がありそれを発展させていくことで新たなものが生まれるのだと考えます。

やはり、私は「形」こそが、まずはじめに皆さんが身につけるべきことだと思います。

そして、その「形」が完全に身についたら、次はその「形」を元に新たな何かを生み出し、そして発展させて新たな「形」を創る!そこが「大学」という仕組みの目指すべきところなのではないかと思ってます!

18歳で大学に入学した人は、やはり18歳の今の能力がピークで、その能力でものを考えますから、先が上手く見えず「どうしたら、何をしたらいいのだろう~?」って悩みが先行してしまいオロオロしてしまう人がいると思います。逆に、これをするのだ!って決め過ぎている学生さんもいて、大学は必ずしも皆さんには合わせてくれないので、18歳の頭が考えたコレに出会えてない人も多くいると思います。考えるな!って言っているわけではなく、入学して形を習ってみて、その形を元に自分を軌道修正しながら再構築するって作業ができる本当に一生の中で自由な時間が大学だと思います。

だから、やはり大学で学んで欲しいことは、思考・技術の原点を創る「形」だと私は考えます!

とにかく、一度は素直に「形」にハマってみるべし!


武田先生ブログ写真.jpg

2011/04/22(金)

さあ、今年度も頑張ります。理学療法学科です。


みなさん、こんにちは 理学療法学科教務部長 鈴木俊明です。
4月になり、多くの新入生が入学してきました。また、在校生は「留年生0」で全員進級してくれました。うれしいことです。

私は、1年生前期にリハビリテーション概論、理学療法概論を担当しております。先日の第1回目の授業で、「人に優しく、礼儀作法のできる学生になるように」と指導しました。
なぜ、私がそのようなことを話すかわかりますか?

本学科は「治せるセラピスト」を養成することを目標にしています。この「治せるセラピスト」という意味はいろんなことを含んでいます。一言で申し上げますと、「知識・技術の高いセラピスト」ということになります。我々が、高い知識・技術を発揮するためには、患者さんのご協力が大変重要になります。

理学療法を行う際には、患者さんにすぐ治療をするわけではありません。問診をして、患者さんの本当に困っていることを聞き出すわけです。この作業は簡単そうですが、非常に大変であり重要なことです。本日も附属診療所で本学科3年生の学生が問診をしていました。学生は大変熱心に聞いていますが、患者さんは全く興味がないようにみえる場合があります。このような場合には、患者さんに優しく、大きな声ではっきり話すことが大切になるわけです。優しい雰囲気をだせることや、「また、話に来てほしいな」という思いを抱かせることは大変重要です。

そこで、「人に優しく、礼儀作法のできる学生になるように」は本学学生にとっては重要なことになります。高校を卒業し、華やかな大学生活を夢見ていたかもしれませんが、「治せるセラピスト」になるための準備をしっかりしてほしいと思います。

本学理学療法学科は、常に「治せるセラピスト」を養成するを目標に努力していきます。
よろしくお願いいたします。


2011/04/15(金)

我々の求めるトレーナー像


 鍼灸学科 スポーツトレーナーコースの増田研一です。
 スポーツ現場で選手やコーチングスタッフ、そしてドクターや他のスタッフと働くトレーナーの業務内容ってどんなものでしょう?
 テーピング? ストレッチ? マッサージ?などなど色々とイメージはお持ちでしょうが、
「これだけでOK!」
というものはありません。私が帯同するチームに於いてもコンディショニングを主に担当する人、フィジカルトレーニングを主に担当する人といった具合に年々細分化されてきているように感じます。
 
 さて、私自身が求めるトレーナー像を一言で申しますと(やや抽象的ですが)『闘える』トレーナーです。
 『闘う』とはチーム/選手が勝つために・・・という意味はもちろんですが、その目的のために自分が出来ることは他にないか、もっとレベルアップできないか・・・を常に考える、すなわち自分自身との最も厳しい闘いに妥協を許さない姿勢を常時維持出来るか?ということがポイントです。

「知りません、分かりません」
「出来ません」
は(学生だから、という意味ではなく)一回は許されるかも知れません。しかし二回目はまずありません。その際に歯を食いしばって自らを鼓舞して『勉強』できますか?

 こういう厳しさはトレーナーのみならず他の医療職でも同様です。いや、このご時世社会人はみな同じなのかも知れません。私自身皆さんのような若い世代を見習って常に闘えるよう自分を律したいと考えています。

※写真はこの春卒業生した皆さんの『先輩』です。J-GREEN堺で行われたサッカー日本代表キャンプのフィジカルトレーニングのセッティングをお手伝いしているところです。彼らもこういった『闘い』の場で自らを磨いてきました。

ブログ写真:増田.jpg 


2011/04/08(金)

生きる力を鍼灸で支える

鍼灸学科  楳田高士
 

 みなさんは元気ですか。世の中には病気で苦しんでいる方が多くいます。私たちは鍼灸治療で多くの患者さんと出会い、治療を通じてその患者さんに元気を与えて人生を応援しています。患者さんの中には数回の治療で目覚ましい効果が得られたものもありますが、結果的に満足いくような結果を残せなかったものもあります。これらの経験の積み重ねが、治療に反映され、より効果的な治療を組み立てる基となっています。
 今年度の教員ブログのテーマは「心に残る症例」とし、教員が印象的であった患者さんについてそれぞれの思いを書いていきます。
 私の心に残る患者さんは、大腸癌で手術をし、人工肛門で生活されている家内の友人のお母さん(67歳)でした。私は臨床工学技士として病院に勤務していた頃で、はり師きゅう師の国家資格取得後、自宅で離れを改造し治療室を設け、夜間のみ、要望に応じて日曜日もという病院優先での治療体制でスタートした時の最初の患者さんであり、特に印象に残っています。大腸癌で大腸を切除し、人工肛門で生活されていること、また抗癌剤の投与を受け、さらに放射線による治療も受けていることを聞かされ、まず、治療を始める前に、このような患者さんに鍼灸治療ができるのか、また治療を行うことにより病状が悪化するのではないかという不安がありました。患者さんは手術後からでてきた腰痛が主訴(一番つらい症状)であり、食欲がない、むかつく、肩が凝る、眠れない、下肢が痺れる、歩くのがつらい、足先が冷えるなど多くの不定愁訴(特定の病気としてまとめられない漠然としたからだの不調の訴え)がありました。はり師きゅう師の国家資格取得直後で臨床経験のない私は自信がなく、友人などにも電話で相談し、さらに専門書を購入してその中から似たような症例を参考にするなど無我夢中で治療しました。「治療後は体が楽になります」の言葉に安堵して、次はこうやろうなど治療に少しずつ新しい経穴を加え、不安の中で治療を続けました。
 約1年余り治療を続け、「治療を受けると調子が良い」と喜んでもらえていましたが、痛い、痛いという時期、病状が穏やかな時期、'うつ'の極期のような時期などを繰り返していました。ある日から突然来られなくなり、娘さんから癌が肺に転移をしているので再入院したと連絡がありました。治療中に家庭の複雑な事情や様々な心の動きまで知ることになり私も辛かったことを覚えています。この患者さんから、患者・家族との信頼関係構築の重要性を知り、患者さんを真剣に診るなら責任ある治療体制にして対応すべきことを学びました。
 現在、「がんと鍼灸」という話題が学会、研修会などで取り上げられることが多くなっています。鍼灸治療は癌そのものに対してではなく、患者さん抱える多くの不定愁訴に対して有効な治療法の一つと考えます。現代医学はめざましい発展を遂げていますが完璧ではありません。東洋医学は現代医学の欠点を補う治療法としても多くの分野で期待されています。建学の理念にもありますが、今後も生きる力を応援して社会に役立つ道に生き抜きたいと思っています。
 写真は私が鍼灸学科3年次の「鍼灸診察法」で血圧測定を指導しているところです。


教員ブログ写真(楳田).jpg


2011/04/01(金)

保健看護学部は3年目の春を迎えます


 みなさん、こんにちは。保健看護学科の辻幸代です。

 3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」により災害に遭われた皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。地震から3週間経ちましたが、今なお多くの行方不明者がおられますし、被災地の生活の厳しさは、時間を追うごとに新たな問題が生じております。このように関西の地で、生活しております私たちに何ができるのかと、自問自答をする毎日です。
 地震発生時は、2年次生の後半グループが基礎看護学実習Ⅱの実習をしていた時でした。私も学生とともに病院で、今まで経験したことのないような横揺れを感じ、とっさに何が起こったのかが理解できませんでした。スタッフの方とともに患者さんの安全の確認を行った後、情報収集をしました。いつもの実習風景にはない、緊張した雰囲気でした。

 さて、保健看護学部は平成21年の4月に開設し、この春ようやく3年目を迎えます。この2年間を簡単に振り返りたいと思います。
 1年次には、看護の基盤をつくる教養と基礎的な専門科目を学びました。後期の終りに、基礎看護学実習Ⅰがあり、看護学生として初めて、病院で実習を行いました。実習の初日は、慣れない環境もあり緊張した様子でしたが、患者さんの笑顔や"ありがとう"の一言に、喜びを感じた学生が多かったです。
 2年次には、1年次に学修したことを深めながら看護の専門分野を学びました。実習も2科目あり、老年看護学実習Ⅰでは、病院以外の施設や本学の附属診療所で実習を行いました。高齢者の方々と接しながら、一人ひとりの理解を深め、看護者として何ができるのかを考えた実習でした。3月には、基礎看護学実習Ⅱで、初めて受け持ち患者さんを担当させて頂きました。学生は、看護の責任の重さを痛感しながら、大学で学んだことをいかしながら、一生懸命取り組んでいました。ある学生は、"講義で学んでいたことを、実習で体験してなるほど!って、理解することができました。"と目を輝かせていました。

 この春、いよいよ3年目を迎えます。看護の各専門科目を深めるとともに、後期は、7科目の実習があります。私たち教員は、学生とともに新たな1ページを描いて、未来に繋げていきたいと思っています。

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