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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2011年2月アーカイブ

2011/02/25(金)

私が老年看護を学ぼうと思った理由

 

 こんにちは、保健看護学部の森永聡美です。老年看護学を担当しています。

 

morinaga.jpg教育研究棟のトイレに、四季折々の可憐な草花が絶やすことなく活けられています。清掃を担当されている方の何気ない気配りです。大学の敷地に咲く草花ですが、ほっと心が和み改めて季節を実感させられ、草花の持つ美しさ(力)を最大限に生かしていることに、そして活ける人の心根に感心しています。

こうしたことは、看護についても同じことが言えます。看護は生活している人間を対象にしているので、人が本来持っている力を最大限に発揮できるように人間の生活にアプローチをしています。

 

臨床での出来事・・

90歳代の女性患者のAさんでした。認知症のため殆ど話すことができず、寝たきりの状態でした。問いかけには目を見開いたり、うなずく程度の反応でしたが、ケアの時など必ず声を掛けていました。1か月半ほどの入院でしたが、以前入所していた施設に帰ることになりました。

退院する前日に挨拶に伺うと、Aさんは突然喋り出しました。話の内容や言っている内容は理解できませんでしたが、15分程休むことなく喋り続けました。Aさんが喋ることはできないと思っていた私はとても驚きました。

Aさんは問いかけに声を出して言えなくても、目を見開いたり、頷くという動作で反応してくれました。これはAさんの「持てる力」なのだと考えることができます。患者さんの持っている力を最大限に発揮できるよう私達看護師は、生活や周りの環境を調整します。そうすることで患者さん自身が病気を自ら治そうとする力(自然治癒力)が働くだけでなく、私達が想像できなかった能力を発揮することがあります。私はAさんから人間の無限の可能性を学びました。

 

老年看護においては・・

老年看護では生活する上で対象者の持てる力に注目します。患者さんとの関係を持つ中で信頼関係は不可欠のものです。看護師は患者さんから信頼されることは当然のことですが、看護師は患者さんのことを本当に信頼できているのでしょうか。

その人の持っている力を発揮させるには、可能性も含めその人の力を信じ、そして人間として常に関心を持ち続けることだと思います。あきらめず、優しさと愛情を持って接する、この気持ちが老年看護では大切なのです。高齢者には、儚いなかにも力強い命を感じさせられます。この魅力に私は惹きつけられたのだと思います。


2011/02/18(金)

柔道って痛いの? しんどいの? 女子はどうなの?

 
 こんにちは。保健医療学部ヘルスプロモーション整復学科の尾原弘恭です。
 ヘルスプロモーション整復学科は国家資格である「柔道整復師」を養成する学科です。
「柔道」という武道を源流とし、資格の名前にも「柔道」の文字。武道、というよりスポーツ競技の名前がついている医療資格というのは世界でもおそらく「柔道整復師」だけではないでしょうか?(これに関する熱い話は牛島先生の教員ブログ参照

 そのようなところもあり「柔道整復師」養成のカリキュラムには「柔道」が必修となっています。ではなぜ「柔道」が必修になっているのか?そこには「柔道」を学ぶことの意味や意義があるからだと思います。

 それは何でしょうか?
"柔道の競技力を上げてオリンピックや全国大会でメダルを狙うこと"
 そこを目指している訳ではありません。

ohara_3.JPG

"礼儀作法を学ぶこと"
 これはきちんと学んで欲しいところであり、重要な部分のひとつでもあります。
 それともう一つ重要な部分のとしてあげるのは、
"人の身体の仕組みを理解すること"
 しかも理論的ではなく感覚的に理解すること(理論的に理解できればなお良いですが・・・。)にあります。
 「柔道」の動きには解剖学や運動学などの基礎医学の要素がふんだんに盛り込まれています。また柔道の実践を通じて、日常で発生するけがのメカニズムを理解し、それによって身体をけがから守る手段も体得できるということ。これが意味や意義のあることだと思います。
 
 でも意味や意義を理解したところで、やはり初めて「柔道」を学ぶ方にはタイトルのような不安がよぎります。当然です。
 
Q:柔道は痛いの?
A:痛くないような動作(受身や体捌きなど)を学びます。
Q:しんどいの?
A:普通の体育の授業程度です。勉強のストレス解消になります。
Q:女子はどうなの?
A:原則女子は女子同士で組み合います。普通に体育の授業がこなせる体力があれば男女関係なく十分できます。

ohara_1.JPG
 
ohara_2.JPG
 このような感じで本学の「柔道」授業を進めていきます。初心者でも十分できる内容であり、様々な工夫を凝らしているのできっと不安無く取り組めることだと思います。
 
 実際にやってみたら意外と柔道の魅力に惹かれて、どっぷりとはまってしまうかも知れません。いや、はまってしまうこと間違いなしですね。きっと・・・。
 みなさん!柔道の魅力・・・体験してみませんか?
 ヘルスプロモーション整復学科でお待ちしています!!

2011/02/11(金)

講師2年生

 
 みなさん、こんにちは。
 理学療法学科の中山裕子です。
 
 今回は、ちょっとまじめな話をします。
 卒後十数年と、ちょっと隠したいくらい歳を重ねた私ですが、講師としてはまだ2年生です。
 「まだまだ新人です」と言いたいくらい、大学に勤めてからは毎日発見の日々・・・とても勉強になっております。以前の病院では9年間務めており、自分自身で型にはめて成長を阻害していたのだなと反省しております。
 
 そんななか、最近になってよく思い出す、学生時代の恩師の言葉があります(4年生が卒業間近だからでしょうか?)。私が、ちょうど就職先の移転が決まった時のことです。学生のころから神経疾患の理学療法に興味があり、上の先生方が尊敬する方々で、恵まれたそして望んだ移転先でした。不安はあるけど期待でワクワクしていた私に一言、「どこに行っても、アカン奴はアカンねん」・・・!!
 みなさんなら、この言葉の意味をどのように捉えますか?
 私と恩師の関係性、言い方、話の流れなどにもよるのでしょうが。言葉だけ聞いたら冷たくも悪口にも聞こえますが、私はとてもいい意味に捉えました。「行くことに満足してないだろうか?」、「良い環境で働けるからといって、安心してないだろうか?」と、行く前から考えさせて頂き、本当に感謝しております。
 何にでも当てはまるのですよね。良い学校に入った、良い病院に入院した、良い人と付き合った、だから大丈夫・・・じゃなくて!!どんな環境でも、自分が頑張らないと結局は成長・改善できないということです。
 私は、人生の岐路かなと思われる時には必ず思い出します。
 
 当学科は大変優秀な各分野のスペシャリストの先生方がいらっしゃいます。カリキュラムも内容が濃く、今時珍しく熱血で教育してくれる学校で、つまり良い環境です。
 入学したからといって、必ず大丈夫ではないのです。良くなるも悪くなるも自分次第です。
 楽な世界ではありませんが、私はこの仕事が大好きですし、学生さんたちにも同じように感じて頂きたいです。そして、まだまだ未熟な私にいろいろな発見をくれる学生さんたち、先生方に感謝して、「治せるセラピストをたくさん育成できたら」と考える日々でした。

2011/02/04(金)

求められるトレーナーを目指して

 
 求められるトレーナーを目指すためには、求められるトレーナーとは何かを考えなければなりません。
 
 しかし、スポーツという閉鎖的な社会で考える前に、地域社会からどのような人物が求められるかを考えることが必要と考えています。
 
 あなたが組織の責任者であれば、どのような人物を求めますか? (?_?)
 
 1.与えられた仕事を、なんなく仕上げることができる人物。
 2.与えられた仕事を、きっちり仕上げることができる人物。
 3.言われなくても、やらなければならない仕事をきっちり仕上げることができる人物。
 4.組織の目標を見据え、工夫しながら仕事を見つけ出し、提案できる人物。
 5.また、提案した仕事をきっちり仕上げることができる人物。
 
点数をつけてみましょう。
  1が出来て60点
  2ができて70点
  3ができて80点
  4ができて90点
  5ができて100点
 
いかがでしょうか? これは、私が私自身に言い聞かせている目標であります。(^u^)
 
また、平行して考えて頂きたいのは、「挨拶ができない」、「元気がない」、「礼が言えない」、「謙虚さがない」、「感謝する姿勢が見えない」などは・・・。(>_<)
 
これらは、組織のメンバーとして動く際には必要で、メンバー間および組織に大きく影響する部分であります。
「一人の笑顔は周りを幸せにする」
そんな場面を経験したことはありませんか?
 
大学を卒業してすぐの人物に、組織は何を求めるでしょうか?
組織で教育を受け成長し、1~5が出来るようになるためには、まず何が必要でしょうか?
 
難しいことを考える必要はないのです。
あなた自身が成長するためには多くの人が関わってきたこと、そして今後も多くの人が関わり協力してくれることを考えると、必然的に謙虚さが出てきます。
そして、組織の初心者としてあなたが元気なら、周囲も明るく、元気に、組織として素晴らしい環境の基礎ができることになるんです。
 
あなたが目指すものが「トレーナー」だとしたら・・・。
 
・選手のモチベーションを奮い立たせ、元気にさせなければなりません。
・「明るく、元気な」いいチーム作りに貢献しなければなりません。
 
※その為には、あなた自身が「明るく、元気で、健康」でなければなりません。
 
人を支えるためには、あなた自身にその準備が必要です。
教員も同じです。
 
皆さんが「明るく、元気に、健康的に学べる」ように準備をしてお待ちしております。
 
一緒に頑張って行きましょう。(^O^)/
                       (中尾哲也)

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