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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2011年1月アーカイブ

2011/01/28(金)

鍼灸の魅力

 みなさんこんにちは。
 鍼灸学科の山﨑寿也です。
 今日は「鍼灸の魅力」というタイトルでお話しさせて頂きます。
 私事ですが、鍼灸の道に入る以前は、空調機器メーカーで製品の開発・設計などを行うエンジニアをしていました。長い間、機械相手の仕事をしてきたので、人を相手にする仕事をしてみたいと思い、この世界に飛び込みました。そこで人を相手に特有の難しさに気付きました。人には個性や特性があり一人ずつみんな違うからです。同じ治療をしても結果が違う事も多々あります。ただし、同じロジックで考えられるところも多くあります。
そこで、こんな話から始めようと思います。
 みなさんは車や電化製品などの新製品がどのような過程を経て作られているか知っていますか?
 何か新製品を作ろうとする時には、まず"人々はどんな物が欲しいのか?"ということを市場調査します(企画部門)。それに基づいて、技術開発をして(研究開発部門)、試作などの行程を経て実際に形にしていきます(設計部門)。次に個々の部品を作り、組み立てていきます(製造部門)。できあがった製品は厳しい検査を経て(品質管理部門)、販売されます(営業・販売部門)。また販売後も、不具合がないか調査し、あればすぐ対策を講じます(サービス部門)。
 こうやって、みなさんが満足する製品を世に送り出しているのです。
 では、これを鍼灸治療に当てはめてみましょう。
 患者さんは、"どんな症状で苦しんでいるのだろう?"ということを調べます(問診など)。それに基づいて、簡単な検査をしたり、身体の反応を診たりします(舌診・脈診などの東洋医学的検査や理学検査など)。次に実際にその人の証(身体状態のタイプ)を決め、配穴(ツボの組合せ)し、治療(鍼や灸)します。その後、身体の変化を確認し、不具合があればすぐ対策します。
 何か似ている様に思いませんか?何かを行う時の流れというのはどんな分野にも共通しているものなのです。
 また、みなさんが病院などで受けている西洋医学の治療では、鍼・灸ではなく主に薬を用いますが、これらの作業(治療)を医師・看護師・臨床検査技師・エックス線技師・理学療法士・臨床工学技士・薬剤師など多くのスタッフで分業しています。
当然、西洋医学での治療と鍼灸治療は全く同じとはいきませんが、鍼灸師はこれら一連の作業(治療)を1人でやっています。これこそが、まさに「鍼灸の魅力」なのではないかと思っています。
 みなさんも「鍼灸の魅力」に触れてみませんか?
 写真は鍼灸学科の3年生です。みんないい顔してるでしょ(笑)


鍼灸の魅力(山﨑先生写真.JPG

2011/01/24(月)

「基礎看護学実習Ⅰを終えて」

みなさんこんにちは。保健看護学部の松下直子です。

 本学の1年生は、昨年12月に『基礎看護実習Ⅰ』という実習が3日間ありました。看護学生として、人生で"初めて"患者さんのベッドサイドに行かせていただきました。今日はそんな"初めて"の実習の様子をご紹介したいと思います。

 基礎看護実習Ⅰでは学生ひとりひとりが、1名の患者さんと3日間にわたり継続して関わらせていただきます。ここでは実習が"初めて"だからといって、ただ患者さんとお話をしたり、病院を見学するというものではありません。
 4月に入学してから学び始めた「看護学」のひとつひとつの知識を持って、看護技術を実践させていただき、コミュニケーションを通して様々な疾患を抱える患者さんの想いに触れ、看護とは何かを一生懸命考え、患者さんと自分自身に向き合う3日間です。
 緊張した面持ちで実習は始まりましたが、日を追うごとに表情も和らぎ、悩み、迷いながらも笑顔に変わっていきました。そして最後には、
・「患者さんの回復する力にとても驚いた。」
・「ひとりの人と継続して関わることで、関係が変化していく(信頼してもらえる)ことを知った。」
・「患者さんに(学生である自分がそばにいることで)「元気をもらったよ」と言ってもらえて、うれしかった。」
 というように、経験を通して看護の楽しさを学ばせていただきました。
 学生の個性はあれども、そこには「なにか今の自分たちにできることはないだろうか?」「患者さんによりよい看護を提供したい!」など、根底にはその想いが、共通してあったように思えます。

 実習では患者さんや学生、看護師などスタッフのみなさんが主役で、教員である私は学生のサポート役であり応援団です。学生が悩んだり、迷ったり、感動したりする姿を、まずは受け止め、支えることが私の役割でした。そして、学生のみなさんの姿から私自身は力をもらいました。
 このようにして実習は、たくさんの方々に支えられ、終了しました。

2011/01/14(金)

職人としての接骨術のカッコよさ

みなさんこんにちは。関西医療大学保健医療学部ヘルスプロモーション整復学科の相澤慎太です。

普段、私は体育の授業を行っています。
その他には、スポーツ選手のトレーニング指導や野球選手の技術指導などを行っています。体育教員の資格はありますが、医療資格は持っていません。

今回は、そんな私から見た、柔道整復師の先生のカッコよさについて語ってみたいと思います。

ある夏の夜中の事です。私の右手首が腫れ上がると共に激烈な痛みを感じ寝ていられない状況になりました。
「どうしてしまったのだろか?」私は大変不安になりました。
そういえば、体育のソフトボールでバッティングを真剣に行った記憶が・・・
でも、さっきまではそれほど気になるような痛みは無かったのに・・・どういうことだ?

翌日、私は柔道整復師でトレーナー(NATA-ATC)でもある牛島先生に診てもらいました。すると、牛島先生は、「どれどれ」と押したり捻ったり、叩いたりしてチェックしてくれました。
そして、「これは典型的なTFCC損傷だと思いますよ、後から痛みが出てくるあたりも教科書通りですね」と言うと同時に、部屋にある段ボールを取り出し、ハサミとテーピングテープで工作をし始め、あれよあれよと言う間に私の腕にぴったりの装具を作成してくれたのでありました。
これがまたなんともしっくりくるものでした。腕が動く度に激痛が走っていたのですが、この装具の固定により安静を保つことができました。
何より、的確に症状を説明していただいたお陰で気持ちも随分と楽になりました。

先端の設備や機械を使いこなすのもそれはそれでカッコいいのですが、
『身近にあるものを加工してすぐにそこで必要なものを作り出せる』
男なら憧れるひとつのカッコよさです!
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そして、もうひとつ、最初に私は野球選手の指導もしていると書きました。
つい先日、本学のグラウンドで日本シリーズにも登板した某チームの投手のピッチング指導をしている時の話です。
その投手は元々150キロの速球を投げ込む投手でありましたが、私の指導のコツも掴んだその日はさらに指にかかる状態(野球用語でボールに力が伝わる状態)になりました。
その結果、指先のマメが潰れてしまったのです。
私は焦りました。指導はまだ半分です。
技術指導は段階を踏んで指導しています。途中で中止してしまうと、むしろおかしくなってしまう危険もあるのです。
しかし、このピンチも、柔道整復師の牛島先生にフォローしてもらいました。日常生活でも使うアイテムを駆使して見事に指先の補強をしてくれたのです。おかげで、私の指導も最後まで行うことができ、選手自身も大満足で帰ることができました。
来シーズンの活躍が大変楽しみです。

というように、私はこの大学に来て、職人的技術を持った、柔道整復師の先生方に大変にお世話になっています。
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2011/01/06(木)

「祝!!1期生就職先決定!!」

 理学療法学科講師の高崎です。

 早いもので本学の理学療法学科が設置されてから4年が経とうとしています。ということは・・・そうです!!4年前に入学した1期生の学生君たちがいよいよ卒業を迎えます。

 この時期の4年生の様子はというと、病院での実習や大学内での授業もすべて終え、卒業研究もひと段落して、残すは約2ヶ月後に控える国家試験に向けての勉強に励む日々を送っています。

 理学療法士を今から目指そうという皆さんにとって気になる4年生の就職状況はというと、おかげさまでこの冬を迎える前には全員の就職先が決定いたしました!!

 厚生労働省が先ごろ発表した今年上半期の雇用動向調査では、就職した人や転職した人の割合を示す「入職率」が過去最低に落ち込んだと言われる今日この頃ですが、ありがたいことに本学の理学療法学科では大変多くの病院や施設から求人募集を頂き、学生君たちもそれぞれが希望する先へ就職させて頂く事が出来ました。

 皆さんは、「最近理学療法士が増えすぎているので、そろそろ就職先もなくなってきている」という話を聞いたことがありますか?確かに理学療法士を育てる学校が一度にたくさん出来ましたので、今では年間に全国で1万人以上の理学療法士が生まれています。したがっていずれ理学療法士の供給が過剰になる時代がやってくるかもしれません。しかし、そんな時代にあってこそ求められる人材・・・それこそが本学科が目指す「治せるセラピスト」なのです。「治せるセラピスト」については以前もこのブログに書かせて頂きましたが、患者さんの生活環境や役割を調整することで障害を克服するばかりでなく、患者さんの体の機能をしっかりと回復して元の生活に戻れるような治療を追求するセラピストのことを言います。そのようなセラピストになることは実は大変難しいことですが、あえてそこにチャレンジしてくれているのが本学科の学生諸君です。

 この4年間どこの理学療法士を養成する大学、専門学校の学生さんにも負けないくらい頑張った彼らがいよいよ社会に出ようとしています。彼ら1期生の活躍が、きっとあとに続く後輩たちに勇気と希望を与えてくれることと信じ、桜の咲く季節を待ちたいと思います。

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