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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2010年12月アーカイブ

2010/12/24(金)

【トレーナーという仕事】

 保健医療学部 鍼灸学科 スポーツトレーナーコースの辻 和哉です。
2010年も残りもわずかになりました。今年を振り返ると、様々な出来事がありました。その中でも、学生が天皇盃 第16回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会の大阪府代表のトレーナーに選出されたことが一番の出来事でした。事前合宿に参加してもらい、その合宿でのトレーナー活動が評価され、選出されました。大袈裟ではありますが、学生がトレーナーとして、スタッフ、選手の信頼を得た結果だと思います。
 トレーナーはチームをサポートすることが仕事になるのですが、サポートするためにはチームの信頼を得るということが大切です。いくら、知識や技術があっても信頼してもらえないトレーナーは仕事として活動することができないのです。そのため、トレーナーという仕事には信頼という2文字は不可欠だということになります。では信頼を得るためには
1. 謙虚な心
2. 気づく心
3. 感動の心
4. 感謝の心
この4つの心がトレーナーという仕事をする上での基本となり、魅力にもなります。

20101107160729.jpg ではチームをサポートする内容とは、選手のコンディショニングに関わること全般ということになります。これには、救急処置、アスレティックリハビリテーション、健康管理などがあげられます。このように仕事内容は多岐に渡るためにトレーナーという仕事を行うためには様々な知識と技術が必要となります。

 関西医療大学 保健医療学部 鍼灸学科 スポーツトレーナーコースでは4つの心を育て、社会、スポーツ界で認められる人材を育成することを目指しています。当然、心だけではなく、知識、技術も向上できるように教員一同でサポートしています。

2010/12/18(土)

鍼灸の魅力

保健医療学部鍼灸学科 中吉 隆之
今回は私が興味を持っている虹彩診断について少しだけお話させていただき、鍼灸の魅力を少しでも感じていただければと思います。  現在、鍼灸は様々な研究が行われ、科学的に治療効果のメカニズムも少しずつ解明されています。しかし、全てを現代科学によって説明するところまでは至っていません。また、鍼灸の理論は古代哲学と治療経験から発展しているため、現代科学では説明することが難しいと思われるユニークで興味深い診断法や治療法が存在しています。虹彩診断もその一つですが、これは鍼灸から発展したものではなく、ヨーロッパで始まった診断法で100年以上の歴史があり、現在でも代替医療の分野で用いられています。日本では大阪の鍼灸師の新城氏が臨床経験に基づいて虹彩診断用マップを作成して鍼灸臨床で応用しています。  この診断によると虹彩の模様の現れ方によって体質や身体の隠れた状態を知ることができるとされています。写真は私の左目の虹彩です。この写真では胃腸のエリアの繊維はキメが粗く、胃腸は弱いと見ることができます。左の虹彩の下のエリアにはスジが入っており、左の腰下肢には何か症状がありそうです。虹彩にはリング状の線が何本か見ることができます。これはシュガーリングと呼ばれ、糖分の摂りすぎで生じると考えられており、最近のほとんどの若者に見ることができます。虹彩は一般的には一生変化しないと言われ、個人認証システムで使用されているのですが、虹彩診断においては身体の状態が変化することで少しずつ変化するものと考えられています。(特に食物が影響すると考えられています)  ちなみに、私の場合は子供の頃から胃腸が弱く、軽度の慢性的な左の坐骨神経痛があり、子供の頃は甘い物好きでした。(今はなるべく甘いものは摂らないようにしているつもりなんですが・・・)  この診断法は、現在のところ科学的に検証されたものではありませんが、このような「身体の部分の状態が、全身の状態と対応する」という考え方は、これ以外にも、耳鍼(耳介と全身)や頭皮鍼(頭部と全身)や手鍼(手部と全身)などで用いられ、実際に治療で応用されています。 さて、みなさん、虹彩診断はどう感じられましたか? 左目の写真.jpg

2010/12/10(金)

「看護における原体験」

 はじめまして、保健看護学部で老年看護学を担当している和田幸子です。
和田写真.jpg
 最近、実習用の写真を撮ってもらいました。写真撮影をしながら、初めて参加した病院実習のことを思い出しました。緊張でなかなか顔を上げられず、勇気をもって挨拶をしたときには、忙しい看護師さんは立ち去った後。せっかく声をかけてもらっても、何を質問されるのだろうと不安で、言われていることがわからないあり様。日々自分の緊張と戦っていたことがありありと浮かんできました。
 そのはじめての看護実習体験の話しに少しおつき合いください。

 看護学生としての不甲斐なさ 
 受けもたせてもらったのは、がん末期の患者さんでした。痛みを訴える患者さんのそばで何もできない自分がもどかしく、実習日数が積み重なっていくうちに、段々と病室への足取りが重くなってきていました。
 その日は、他の患者さんの術前処置の見学で、受け持ち患者さんの病室に行くことなく、お昼の休憩時間になり、看護師さんにそのことを報告しました。すると、看護師さんは「何故、あなたは危篤状態にある患者さんの病室に一度も行っていないのですか」と咎めるような視線で私をじっと見つめて問いかけたのです。
 朝の申し送りで、前日の夜間に急変し、意識がない状態と報告されていたのは、自分の受け持ちの患者さんであるとわかっていたはずなのに、看護師さんから言われるまで、そのことが自分の頭から全く欠落していました。看護師さんの指摘どおり、優先すべきは受け持ち患者さんの病室にいくことです。看護学生として自分の不甲斐なさに打ちのめされたまま、すぐに病室に向かいました。
 私が目にしたのは、昨日までお話ししていた患者さんが、酸素吸入や点滴をし、ピクリとも動かずに器械的な呼吸をする姿でした。
 傷つき体験からの得たこと 
 この体験は、繰り返し私に蘇ってきます。看護者としての傷つき体験といえるのかもしれません。患者さんに親身にかかわっていたつもりなのに、自分のとった行動はそうではなかったことへの恥ずかしさと患者さんへの申し訳なさで、胸が押しつぶされるような思いがしました。
 でも、自分を最も苦しめたのは、本当は患者さんのそばに行きたくなかったという気持ちを自分が知ったことでした。実は、術前処置の見学をした当日は、はじめて明るい気持ちで実習病院に行けた日でした。患者さんの苦痛に寄り添う日々に居た堪れない思いが募り、逃げだしたいのに、その思いは看護学生としてもってはいけないものだと、認めることができなかったのです。
 自分の気持ちを正直に見る勇気をもって 
 自分をよく見せたいのは、他者にではなく、自分自身に対してもすることなのです。自分の気持ちに嘘をついていると、思っていることと行っていることが一致せず、私の体験のように、頭では「患者さんのために自分は行動する」と思っていても、違った行動をとってしまったりします。それを続けていると、自分の本当の気持ちがわからなくなってきたりもします。私は、自分の痛い体験から、そのことを学びました。
 これから、実習を経験する学生のみなさん、どうか、自分の気持ちを正直に認めてあげてください。

2010/12/03(金)

包帯って?!

こんにちは。
関西医療大学 保健医療学部 ヘルスプロモーション整復学科の髙岸です。
いよいよ12月に突入しました!2010年も残りわずかです!
年始めに立てた目標は達成できていますか?(笑)

さて、突然ですが質問です。下の写真の中で包帯はどれでしょう?
①                            ② 
①IMG_0255.JPG②IMG_0258.JPG
③                            ④
③IMG_0257.JPG④IMG_0260.JPG
⑤                            ⑥
⑤IMG_0253.JPG⑥IMG_0254.JPG
わかるかな~?! 
おそらく、皆さん「⑤番です!」と答えてくれるのではないかと思います。
現在、広義において、『比較的長期にわたって身体に装着するもの』を総称して包帯と呼んでいます。ということで実は、上の写真全てを包帯と呼ぶことができます!少し意外ではないですか?!皆さんが選んでくれた⑤番は、巻軸包帯と呼ばれ、単に包帯と言えば普通これを指すことが多いので、ほぼ正解なのですが...。
ちなみに、①は金属製、②は木製、③は合成樹脂でできた固定用具です。④、⑥は知っている人も多いでしょう!そうです、三角巾と絆創膏です。「えっ?絆創膏?テーピングじゃないの?」と思ったかもしれませんが、テープ(絆創膏)を巻くことをテーピングと言います。少し話が細かくなってしまいましたね(苦笑)。
これらは、骨折や脱臼、捻挫などのケガをした場合に、局所の安静を保つために固定包帯として使用されます。ケガの状態によって組み合わせる場合もあり、一般的に、「巻軸包帯+その他の材料」の組み合せが多いです。

 今回は、巻軸包帯に焦点をあててお話したいと思います。指.JPG
巻軸包帯には5種類の幅があります。約30㎝の幅のさらし木綿をいくつに裂(さ)いているかということで、小さいものから8裂、6裂、5裂、4裂、3裂と表現されます。
指なら一番小さい8裂、足関節なら5裂という様に身体のどの部位に巻くかによって適した幅を使います。
これらを使い分けて頭のてっぺんから足の先まで全身を巻くことができるのですが、好き勝手に巻いてきれいに巻けると思いますか?
こんな風に聞かれたら巻けないのだろうなと想像がつくかもしれませんね。
その通りで、巻軸包帯には身体の部位によって基本的な巻き方があります。それを包帯の走行といい、まず走行を覚えることから始まります。走行を覚えれば、あとは練習あるのみです!

ある日の一コマです。
A 「さぁ、包帯の練習をするぞー!B君、モデルになってね。」
B 「了解!」
A 「よし、走行もOK!なかなか綺麗に巻けたぞ!やったね♪」
A 「じゃあ、次はC君に巻いてみようっと!」
A 「あれれ?!うまく巻けないな...(汗)B君では綺麗に巻けたのに...」
A 「そうだ!C君がおかしいに違いない!(怒)」
C 「そんな...、無茶苦茶なこと言うなよー(泣)」

C君の身体がおかしいわけではないのですが、こんな事が起こります(笑)
人の体型は様々なので、巻きやすい人、巻きにくい人がいるのですね。
こんな風にわいわいがやがや言いながら学生は練習に励んでいます。
最終目標は『しわがなく、きつすぎず、ゆるすぎず、身体にフィットした包帯』です!
これがなかなか不器用な学生にとっては難しいのですが、巻軸包帯は練習すればするほどうまくなります。
学生CIMG1318.JPG
基本的な走行をマスターできれば、次はケガの状態にあわせて応用します。しっかり固定したいときには強めに巻いたり、腫れが出てきて循環障害を起こす可能性があるときには固定の目的を逸脱しない程度にゆるめに巻いたり工夫します。ケガが治っていく過程においても固定の範囲や材料を変更したりしてその場その場で対応を変えていきます。これが正解ということが決まっていない部分もあり、基本をマスターした上で、自分で考え、応用できるところが面白いところかもしれませんね!

目的にあった包帯を手早くきれいに巻くことによって、ケガをした人の回復を早めることができればやりがいがあると思いませんか?もしこのような仕事に少しでも興味のある方は一度、関西医療大学を見に来てください。もっと詳しい仕事の内容や、学生生活の事を身近に感じて頂けると思います。

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