ページ内を移動するためのリンクです。
ここからメインコンテンツです

関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2010年11月アーカイブ

2010/11/29(月)

現在の理学療法学科の取り組みについて

 みなさんこんにちは。理学療法学科講師の谷埜予士次です。本学でも先日、A日程の推薦入試を終えました。このブログを読んでいただいている方の中には本学を受験しようと考えている方や、実際に受験された方がいるかと思います。本学に入学したとしたら1年後はどんなことを勉強しているのか?何に取り組んでいるのか?今回は理学療法学科の現状をお伝えします。
 まず、1年生ですが、正規の授業以外に介助法のOSCE(実技試験)に合格するため、みなさん昼休みや放課後を利用して友達どうしで介助の練習に励んでいます。理学療法学科のオリジナルサイトをご覧いただくとおわかりいただけると思いますが、本学科は年4回のOSCEを行っています。1年生は今ちょうど介助法のOSCEの真最中です。無事合格できると、附属診療所において患者様のご協力をいただき介助の練習をさせてもらうことになっています。1年生のみなさんがんばってください!
 次に2年生です。2年生は授業が多いです。多い学生で17科目程度履修しています。それに加えて理学療法の検査・測定が完璧にマスターできるように課題が設定されています。
2年生が大学内でやることが一番多い学年になります。2年生も検査・測定のOSCEに合格するため授業時間以外にも自主的に練習に励んでいます。2年生のみなさんもがんばってください!
 さて、3年生ですが、3年生は大学にいません。今は学外で臨床実習に取り組んでいます。「臨床実習I」という実習で、8週間病院で実際に患者様を担当して勉強させていただいています。学外での実習は本当に大変です。自宅に帰ってからでも、症例報告書を作成したり、課題を仕上げたりと...徹夜になることもしばしばです。しかし、理学療法士は患者様の社会復帰を支援する職業であるため、実践的な勉強は大変重要になります。3年生のみなさん、眠れないときは食事をしっかりとって、健康に注意してがんばってください!
 最後に4年生です。4年生は全員就職も決まり、今は卒業研究と国家試験に向けての勉強をがんばっています。卒業研究はうまく進んでいる班もあれば、悪戦苦闘している班もあります。4年生は国家試験には本学では初めて挑戦する学年です。我々は期待しています。全員合格に向けてがんばってください!

 以上、本学科の現状を簡単にお伝えしました。何かしんどいことばかり書いてしまったので、不安になられた方もいるでしょうか?
本学科は愛のあるスパルタ教育を行っています。将来みなさんが理学療法のフィールドで楽しく幸せに活躍できるように教職員一同取り組んでいます。

2010/11/19(金)

基礎の大切さ


 こんにちは。スポーツトレーナーコースの内田靖之です。
 今回は「基礎の大切さ」というテーマについて書いていきたいと思います。

 多くの人が一度は言われたことがある、「基礎がないと応用が利かない」という言葉。大学卒業後、10年少し現場に出てみてやはり大切な言葉だな、と常々思います。これには自分自身が基礎医学科目である生理学を講義していることも大きく関係していると考えます。
 
 トレーナーを目指している人たちの多くに競技スポーツ経験があります。では、いきなり試合に出ましたか?大部分の人は素振りや投球、地道なパス練習などフォームを固定化するところから始めたと思います。これって基礎ですよね。そして基礎があるから試合でパフォーマンスを発揮できるのです。
 スポーツ医学にも基礎があります。生理学と解剖学です。この2科目はあらゆる医学教育の基礎となりますので、この科目を学ぶことで異業種間(医師、理学療法士、看護師など)とのコミュニケーションツールになります。選手が怪我をしたときには医師の診断が必要です。そのとき医師が何を言っているのか分からなければトレーナーとしてのあなたは何をしていけばいいのか分からない、ということになります。
 この2科目の上に病理学、診断学、整形外科、内科...など様々な応用が積み重ねられるのです。基礎があれば応用が利く、とは生理学・解剖学が出来ていれば怪我や病気になったときに何が起こったか把握できるということです。

 トレーナーには様々な仕事があります。特に本学では鍼灸師の受験資格も得られますので、その範疇は治療を含むことになります。その仕事の多くは基礎無くして立ち向かえるものではありません。人を治し現場へ復帰してもらうこと、怪我をしないようなトレーニング・コンディショニングを行うこと、そしてこの責任感を負いながら仕事をしたい人間を関西医療大学は欲しています。

ブログ用写真.jpg

2010/11/12(金)

鍼灸を目指した動機

鍼灸学科 尾家有耶

 私が鍼灸を目指したきっかけになったのは、陸上との出会いからでした。それまで運動部に所属したことのない私が突如高校生から、陸上を始めました。専門は100m、200m走と三段跳びでしたが、初めての本格的な練習が楽しくて熱中していたので、練習量も自分の体力、筋力以上に多くなってしまい怪我が絶えませんでした。 そんな時、先輩の勧めで近くの鍼灸接骨院に通い始めたのですが、何回か治療してもらううちに治療する側に興味を持ち始めました。患者さんと楽しく話をしながら治療し、感謝されている先生の姿がとても魅力的で、高校2年生の夏には、私も先生みたいになりたいと心の片隅で思いはじめていました。


 高校3年生になり進路を考える時期に入った頃、私には2つの夢がありました。一つは、当時記録が伸び盛りで陸上を続けたかったので、体育大学に進み、体育の教師になることと、もう一つは、治療する側のトレーナーの道でした。高校の先生に相談すると、もしトレーナーになるのであれば治療できるトレーナーを目指した方がよいということと、たとえトレーナーの道に進まなくなった時に手に職をつけることのできる鍼灸ならその資格を持っているだけでも就職できるというアドバイスを頂きました。そこで、まずは鍼灸の道に進む為に関西医療大学に進学することにしました。

 しかし、大学に通ううちに、陸上に対する私の興味は治療する側のトレーナーではなく、自分自身が選手として活躍することであったと気づき、トレーナーになりたいという気持ちは消えていきました。しかし、大学生活の中で、鍼灸と接する時間が多くなるにつれ、私は鍼灸そのものに興味がわくようになり、とても魅力を感じるようになりました。その根底にあったのは、高校2年生の時に鍼灸接骨院の先生に感じた「患者さんと楽しく話をしながら、治療する先生」の姿だったと思います。

 私は国家試験に無事合格し、現在大学に勤務しながら念願の鍼灸師として治療しています。自分で治療するようになって、高校時代にお世話になった、いつも笑顔で治療されていた先生の気持ちが最近少しずつ理解できるようになってきました。この喜びをこれから鍼灸の道を目指す皆さんにも感じて頂けたらいいなと思います。

clip_image002.jpg
2clip_image002.jpg











写真左は、関西医療大学サテライト鍼灸治療所和歌山での治療の様子

写真右は、学会での実技デモンストレーションの様子

2010/11/05(金)

日々、「共感」の感性を育む!

みなさん、こんにちは。保健看護学部 保健看護学科の長谷川幹子です。

「共感」という言葉をご存知ですか?
「共感」という言葉を辞書で調べてみると、「他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち。」とありました。
 看護においては、この「共感」という概念がとても重要になります。つまり、患者さんと接する時には、「患者さんの置かれた状況を理解する態度」が看護師に求められるのです。なぜなら、看護師が病に苦しむ患者さんの心を理解し寄り添えば、両者の間に信頼関係が生じます。そうすれば、看護師は患者さんが一人で背負う「苦悩」という重荷を軽くすることができます。さらに、誰かに理解された・共感されたという経験は、患者さんの闘病意欲の向上にもつながることになります。
 このように、看護において「共感」はとても大事な概念なのですが、実際は容易なことではありません。私にも、患者さんのことを理解していたつもりが全く理解できていなかったことや、勝手な解釈によって決めつけをしていただけだった、という経験があります。そんな時、ある記憶が蘇ってきます。

ある日のエピソード.... 
 私が虫垂炎で入院したときのことです。同じ病棟の個室に老紳士Aさんが入院されていました。いつも奥様が付き添われ仲睦まじいご夫婦でした。
 ある日の夕方、Aさんが緊張した面持ちで病室内を歩き回り、突然「早く行かないと!」と大声を張り上げました。看護師たちは、Aさんの言動を制止しようとするため、ますますAさんの言動は激しくなるばかりでした。そこへ、奥様が買い物から帰ってこられ「あ~、お父さん、往診の時間ですね」と言いながら、白衣と黒いカバンをAさんに手渡すと、Aさんは安心したように白衣を纏い、カバンを持ってベッドへ戻っていきました。
 このとき、Aさんが医師、奥様が看護師として、長年に渡って一緒にお仕事をされていたことを知りました。まだ高校生だった私には、Aさんの言動は不可解なものでしかありませんでした。しかし、ずいぶんと時が経った頃、Aさんへの奥様の対応が「共感」であったと気づきました。看護師としてご活躍されていた奥様が、認知症だったAさんの世界を理解して、その心に寄り添っていたのだと思います。

私の目標はAさんの奥様!! 
 患者さんの心に思いを馳せるとき、いつもAさんの奥様の笑顔が蘇ってきます。看護師のさまざまな体験や鋭い感性は、患者さんを理解するために不可欠なことなのです。みなさんも、日々の経験を大切にしていただきたいと思います。


このページのトップへ