
2010/01/15(金)
自分のやっていることに情熱を持つってどういうこと?
関西医療大学 保健医療学部 ヘルスプロモーション整復学科の牛島です。
今大学では、卒業を控えた4年生が国家試験に向けて追い込みの最中です。私が柔道整復師の資格を取得してもう15年経つのかと、歳のせいか昔を振り返る今日この頃。
思えば、15年間好きなことだけに没頭してきました。骨折・脱臼などを生で見られる場所を求めて、中学時代からの憧れである、鈴鹿8時間耐久オートバイレースで有名なチームに何とか潜り込んだものの、そこで自分の無力さを知り、アメリカに留学。アメリカでは全く野球経験がなかったのに、日本人だというだけで野球部のアスレティックトレーナーを命じられ、投球障害の予防や治療の勉強に明け暮れました。大学院時代はマイナーリーグのインターンとして技術を磨かせてもらい、その3年後の06年にはメジャーリーグ81試合でダグアウトに座りました。
もちろんその過程では、辛いことや、他にやりたいこともありました。でもあれだけ好きだったオートバイは今乗らなくても我慢できていますが、運動器の外傷の予防や治療に関わらずに生活することは考えられません。今は教員をしながら、時折アスリートからの依頼を受けて治療やコンディショニングをしていますが、正直に告白すると、もっと治療家としての道を究めたいと思うこともあります。自分でも不思議ですが、よく飽きずにいられるものです。
外傷の治療って全く同じ事が2度と起きないからなのか、患者さんの「ありがとう」という言葉が麻薬だからなのか、飽きない理由を探すのですが、どれもしっくりとはきません。分かっているのは、患者さんの「治したい」気持ちが伝わるとそれに応えたくなり、そしてこちらの全力を尽くす姿勢が今度はまた真剣に治したい人との出会いを生むということ。仕事を通じて素晴らしい出会いがあるから、が飽きない理由なのかもしれません。
08年から今の仕事をしていますが、治療家に専念しなくても、素晴らしい出会いがあると最近気づきました。それは「真剣に学びたい」学生との出会いです。大学では、それぞれの分野で大学院などに残って勉強を重ねた熱い人達が教えています。学びたいという気持ちが本物なら誰かが必ず応えてくれます。今ここを読んでいるあなたと出会えたら、私の気持ちは本物だったということですね(笑)。
いつかこの大学であなたと会えるのを楽しみにしています。

