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関西医療大学 教員ブログ[全学科]

2009年10月アーカイブ

2009/10/30(金)

ヘルスプロモーション整復学科が考える建学の精神「社会に役立つ道に生き抜く奉仕の精神」とは

こんにちは。関西医療大学保健医療学部 ヘルスプロモーション整復学科の武田大輔です。

本学の建学の精神は、「社会に役立つ道に生き抜く奉仕の精神」という言葉で表わされます。

一般的に、こういう設立時の精神は、その時代にはマッチしていても、時間の経過に伴ってだいたい古ぼけていくものです。現在は、様々な流れが速くなったため、24時間単位で変わっていく世の中です。昨日の正解が今日では不正解っていう事象はいくらでもある時代です。いつまでも設立時の精神をひきずっているのは、ある意味では成長を拒否することを宣言しているかのようにも考えられるという今どきの世の中です。

本学の掲げる建学の精神はどうでしょうか?

「社会に役立つ道に生き抜く奉仕の精神」 一回読んで理解できるでしょうか?

おそらくできない!でしょう!

まず、そのあたりからしてこの文言は深いのです。

むしろ、一回読んでわかるようでは、それはその時代だけに対してマッチしていることになるのです。つまり時代遅れな古ぼけた役に立たない精神でしかないということになります。

「社会に役立つ道に生き抜く奉仕の精神」は、これを理解しようと試みる本学の全ての在学生・卒業生・教職員に、その時代に合った、その時の心情に合った解釈ができそうな気がしないでしょうか?

つまり言い換えると、いつまでたっても古ぼけない、読む人にとってはその心情・社会の状況に合わせて常に新鮮であると言えるでしょう!

そこで、ヘルスプロモーション整復学科として、この精神をどう考えるか?ですが、

まず
①「奉仕の精神」については、

一には、患者さんや関わる人に対して、利害関係を考えず思いやりをもって他人のために尽くすこと。

二には、職業奉仕という形で自分が就いている職業を最高に輝かせることと、相手に満足してもらえるよう最高のサービスを行うことを心がけること。

の二つがあるのではないかというふうに考えます!


②「社会に役立つ道」については、

一には、柔道整復師の資格をもち柔道整復術を用いての骨折や脱臼や打撲などのケガの治療を行うことで患者さんの役に立てる道。

二には、健康運動実践指導者、スポーツプログラマーなどの資格を取り、運動指導を行うことで転倒などを防ぎ、運動器の状態を良くすることで、生活の質を上げるお手伝いができるという道。

というものがあると考えます!

①の精神を持った上で②の実践力を身に付けて、その力で患者さんや関わる人々に尽くし、満足してもらえ、そして、その技と知識でもって奉仕することで、自分のやっていることが社会にも認められ、やっていること自体が輝きを放つことにより、自分も社会に参加し役立つことができ、社会からも求められる存在となります。そして、身につけた実践力を発揮し、人助けをしながら、その技術と精神で、自分自身の身も助けて社会の中の一員として生き続けることができるということが、「社会に役立つ道に生き抜く」ということであると解釈します。

これが、ヘルスプロモーション整復学科の現在と少し先の未来を考える上での「社会に役立つ道に生き抜く奉仕の精神(建学の精神)」の解釈であると考えます!

2009/10/23(金)

本学の特長である神経疾患への理学療法

こんにちは。関西医療大学 保健医療学部 理学療法学科 講師の米田浩久です。
前回は皆さんに「神経難病」のお話をしましたが、今日はそれ以外の神経疾患の理学療法についてお伝えしたいと思います。

PT写真.jpg神経難病以外の代表的な神経疾患といえば、何といっても脳血管障害があげられます。「脳卒中」といえば、皆さんもお分かりだと思います。ただ、一口に脳血管障害といっても様々な病気が含まれます。脳の血管が詰まって起こる脳梗塞(のうこうそく)、脳の血管が破れて出血する脳出血などのほかに、頭蓋骨と脳の間にあるクモ膜の下で出血するクモ膜下出血、バランスを司る小脳や生命維持に欠かせない首の部分にある脳幹といったところも血管が詰まったり、破れたりします。このように、脳卒中は脳の至るところで障害が起こりますので、出てくる症状も多岐にわたります。

また、以前このブログでお話ししましたが、脳は一人として同じものはなく、その人の成長の過程によってとても独自性のでる組織です。たとえ脳の同じところを障害されたとしても、必ずしも同じ症状が出るとは限らないのです。つまり、脳卒中に対する理学療法をおこなう場合は、脳に関する膨大な知識と人によって異なる症状に対応できる高度な技術が要求されます。

本学理学療法学科では、脳卒中や神経難病に対応できる人材を育てるためにオリジナルの教科書を使用しています。この教科書は、われわれ教員の神経疾患に関するこれまでの研究成果を基に作成されたもので、他の多くの養成校でも使用して頂いています。いわば、われわれ教員の神経疾患に対するリハビリテーションの集大成といえます。こうしたオリジナルのテキストを使うことにより、教員すべてが同じコンセプトでより高い次元の講義展開が図れています。

「治せるセラピストを養成する」。本学理学療法学科では、神経疾患の理学療法の分野に卓越した人材を送り込みます。あなたも、その一人になってみませんか?

2009/10/16(金)

関西医療大学はここが違う!

関西医療大学保健医療学部 鍼灸学科 スポーツトレーナーコースの吉田隆紀です。
私自身、仕事を始めてから10年が経ちました。この関西医療大学の前身である関西鍼灸短期大学の鍼灸学科を経て、同法人の関西医療学園専門学校の理学療法学科を卒業しました。現在では、東洋医学を学べたことと西洋医学を学べたことが今の自分にとって幸せなことであったと思っています。

アスレティックトレーナーとしてスポーツ現場に出る際には、多職種のトレーナーと出会い、共に仕事をすることが度々あります。スポーツ現場で出会うトレーナーの中には鍼灸師、理学療法士、柔道整復師と様々なバックグラウンドを持った方たちと目的を共にして、選手やチームのために活動します。ですから自分自身の考え方を突き通すだけでなく、相手の考え方を理解し、尊重することが必要です。またスポーツ現場ではトレーナーだけではなく、医師や看護師などの医療スタッフとも連携し活動を行います。そのため学生のうちから色々な視点を持った考え方に触れることは、将来にとって必ずプラス要素となるに違いありません。

関西医療大学では、鍼灸学科や理学療法学科、柔道整復学科、看護学科と幅広い学科構成となっているため、いろいろな治療観点を持った教員に加え、学生のうちから色々な学部の友人からも良い刺激を受けて、日々成長を覚えるのではないでしょうか。
もし入学されて勉強することになれば、必ずライバルを見つけてください。それは貴方にとって日々の成長を何倍にもしてくれる存在になるはずです。そして学生生活の中で勉強以外のことにもしっかりと挑戦してみてください。その場所が関西医療大学であればと思います。
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2009/10/09(金)

鍼灸が美容で活かされているって本当!

保健医療学部鍼灸学科 東洋医療コースの王 財源です。
本学には中国の伝統医学を美容に活かし、鍼灸師が新たな舞台で存分に活躍できる裾野を広げています。その1つの取り組みとして、大学のクラブに中国伝統医学をベースにした鍼灸美容クラブがあります。以前は女子が多かったクラブですが、最近では男子学生も増え、伝統医学を違った視点で身につけることができるので、難しいと思われがちな東洋医学も、結構楽しみながら、理論と技術の習得を身につけているようです。
そこで今回は、今年3月に卒業したばかりの川崎真澄先生の活躍ぶりを紹介します。是非、生の声を聞いてみなさまの人生に役立ててください!
                                 

■ 2009年3月卒業 川崎真澄より
「美容鍼灸を始めたきっかけ」
私が美容鍼灸と出会ったのは、大学2年生の夏のことです。琵琶湖で行われた中医学の勉強会の合宿で"中医学美容入門"というテーマで講演された北川 毅先生のお話を聞いたことがきっかけでした。
北川先生がお話しされた、美容を目的とした鍼灸の学問・手技・効果・ニーズの高さに衝撃を受けた私は、自分自身でもやっていきたいと思いました。しかし当初は何から始めていいかも分からず、私はまず学内に以前からあった中医美容研究会というサークルに初めての男性部員として入部しました。顧問である王 財源先生に多くのことを教えていただき、ますます美容を目的に行う鍼灸に興味を持ち"卒業したら美容鍼灸を絶対にやっていく"という目標を立て、学内・学外問わず積極的に勉強しました。在学中には鍼灸学会で中医美容研究会の研究内容を発表することができ、さらに美容鍼灸と出会うきっかけとなった勉強会の実行委員長もさせていただき、多くのことを学ぶ機会に恵まれました。
現在では目標としていた美容鍼灸を最高の形で行うことができ、店長をはじめ先輩スタッフの方々に、臨床面もさることながらお客様に対するおもてなしの心など、施術者として必要な沢山のことを教えていただき、自分の成長が実感できる充実した素晴らしい日々を送っています。鍼灸の良さを多くの人に知っていただき、全てのお客様に喜んでいただけるよう毎日励んでおります。

「中医美容がどのような形で行われているか」
私は、横浜にあるスパ施設内の「東方健美」という店舗で本年より勤務しております。スパ施設内には、トリートメント&ビューティーと呼ばれるフロアが存在し、世界中から集まった伝統的な技法による美と癒しを提供する店舗がたくさんあり、日ごろの疲労改善や健康的な美しさを求めて多くのお客様が来られます。私の勤務する店舗でも健康や美容に関心の高いお客様が多く来店され、お客様のニーズにあった「美容鍼灸」や「鍼灸治療」「トリートメント」等をお客様の身体を診させていただいた上で行っています。

「美容鍼灸学を進める上での、中医学を学ぶ意義」
美容鍼灸を学ぶ上で重要になるのは、技術もさることながらやはり"鍼灸師"として経絡や経穴、また気血の流れを考えておこなうため、豊富な東洋医学の知識です。美容鍼灸と言えば鍼灸治療とは全く違う分野に聞こえますが、美容(美しさ)は健康を基礎として成り立つものであり、人は健康であることによって外見的な美しさを保つことができます。そのため、鍼灸の持つ特性を活かして内面から体の健康状態の維持・増進をはかることにより、それに伴って美容効果が現れてくるため、「鍼灸治療」と「美容鍼灸」のどちらも目的は違えども根底は同じといえます。そのため、美容鍼灸を学ぶ上でも東洋医学の勉強は欠かせません。

「先輩よりのアドバイスとして」
私が働き出して思ったことは、美容を目的で来られる人と同じくらい...いえ、それ以上に様々な症状の改善を目的として来られるお客様が多いことです。美容鍼灸をされるお客様でもほとんどの方が頚肩部の凝りや目の疲れ、ストレスを感じておられます。また、この他にも店舗には肩こりや腰痛を始め、便秘やむくみ、眼精疲労、顔面神経麻痺、婦人科疾患、消化器疾患、不眠症や冷え性といった様々な悩みを抱えたお客様が多く来られます。これらの疾患に適切に対応するためにも幅広い知識が必要となり、学校で学んだ授業の一つ一つがとても大切なものであったということを改めて実感しています。学校やいろいろな所で学んだ多くのことが私を後押ししてくれ、今では大きな力となっています。
授業中に「こんなの必要なのか?」と思うこともあるかもしれません。しかし授業で学んだことがいつ必要となるとも分かりません。確かに現場に出ないと分からないことも沢山ありますが、知っているのと知らないのとでは全く違います。一つでも多くのことを学んで現場に出てきてください。そのためにも授業を疎かにせず、多くのものを自分の目で見て、さらに体験することにより鍼灸の持つ大きな可能性を感じてください。

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2009/10/02(金)

東洋医学との連携で、"こころ"も"からだ"も癒せる看護技術とは?

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こんにちは。関西医療大学 保健看護学部 保健看護学科の台野道子です。
保健看護学科は、4月に第1期生が入学し半年がたちました。私は基礎看護学の担当ですので、4月から授業を開始しています。1期生はとても明るくて活発です。学習にも意欲的で、グループでの課題学習では見事なチームワークを発揮してくれました。独創的な発表が多く、実のところ驚きました。学生の可能性に大いに期待しています。


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授業紹介

さて、本学4年間で学習する看護学は、基礎看護学分野、成育看護学分野、臨床実践看護学分野、在宅・地域看護学分野、総合看護実践学分野で構成されています。
このうち基礎看護学分野では、1年次に「看護学概論」「看護活動と理論」「看護方法論」「基礎看護技術論Ⅰ」「フィジカルアセスメント」について学修します。

今回は私の担当している授業について紹介します!!
看護写真②.jpg看護写真③.jpg
前期は「看護方法論」で、すべての看護場面に共通して必要となる基本的な看護技術(感染予防、コミュニケーション、病床の整備の技術)について学習しました。上の写真は、シーツ交換のデモストレーションをしているところと、コミュニケーションの演習をしているところです。

後期は、「基礎看護技術論Ⅰ」で日常生活の援助技術を学習します。清潔、食事・栄養、排泄、移動といった行為は、健康な人なら自分でできるのですが、病状や治療上の必要から自分ですることができない患者様もいらっしゃいます。看護師は、そのような患者様に、その人の状態にあった方法を考えてお手伝いします。(看護では、援助とかケアという言葉を使います。)
こうした日常生活の援助は、看護師の職務の中で大きなウエイトを占めています。なぜなら、患者様が日々の生活を「気持よく」「快適に」過ごされ、「回復」できるようサポートするのが看護の目的だからです。

東洋医学との連携で、"こころ"も"からだ"も癒せる看護技術とは?

私は、本学の学生に東洋医療の知識を活かした質の高い看護技術を身につけてほしいと思っています。東洋医療には、鍼灸をはじめとするさまざまな技術がありますが、それらを看護に取り入れることで、より温もりのある、質の高い看護が提供できるのではないかと考えています。

たとえば、ベッドで長いこと寝たきりでいると、肩こりや腰痛を引き起こし、その苦痛が本来の病気の回復を遅らせることにつながります。もし、身体を拭いてさしあげる時に、ただ拭くだけではなく、つぼ刺激やリンパマッサージをあわせて行えたなら、清潔にするという効果だけでなく、痛みの軽減やリラクゼーション効果も期待できます。さらにアロマなども併用すれば、よりリラクゼーション効果を高めることができます。このように、"癒す"ことにより、人間に本来備わっている自然治癒力を引き出すことができます。いいかえれば、「癒し」によって、「治し」をサポートすることもできるのです。素晴らしいことだと思います。

こうした看護技術は、今後、科学的に研究していく価値のある分野で、将来的にはホリスティックナースという資格として認めていこうという動きもあります。ですから、東洋医療のプロの集団がいる本学で学ぶことは魅力で、私もこれらの癒しの看護技術を科学的に吟味し、学生と共に研究したいと思っています。

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