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全学科 "こころ"と"からだ"を癒す統合医療の知識と技を習得した「元気な医療人」になろう。

2009/05/15(金)

鍼灸師の活躍する場 ―医院―

関西医療大学 保健医療学部 鍼灸学科の坂口俊二です。
 
鍼灸学科東洋医療コースでは、「鍼灸師の社会的役割の確立」をテーマに、鍼灸師として社会で活躍する場を紹介しています。
第1回目は本コースが目指す鍼灸師像を紹介しましたが、今回から具体的な活躍の場について、本学卒業生の声も交えて紹介していきます。
 
鍼灸師の活躍する場、今回は「医院」です。
 
平成20年度卒業生の進路状況では、就職者の21%が医院(病院、診療所)でした。鍼灸治療所などに勤務して腕を磨き、20代後半で開業する者が多いなかで、最近、医院への就職希望者が増えてきています。
ただ、鍼灸院からの求人に比べると医院からの求人は少ないのが現状です。医院のなかで患者さんが現代医療と鍼灸治療を受けることにより、良い結果を生むことはたくさんあるのですが、現在の医療体制では、通常の医療と鍼灸治療を混合できないということがあるためです。

しかしながら、独自で様々な試みを行っている医院もあります。
たとえば最近では、医院がその近くに系列の鍼灸治療院をつくり、よりベストな治療法が受けられるような形態が増えてきています。これが進むと、鍼灸師はこれまで地域に根ざし、多くの疾患や症状を一手に担わなければならなかった状況から、医師の診断を受けた患者さんにより適切な治療が提供できることとなり、また医師との連携がとれることで、患者さんの急激な症状の変化にもいち早く対応できるようになります。患者さんからの鍼灸治療の需要は多いだけに、このようにうまく現代医療と鍼灸がコラボレーションできる形態が順調に進めばより求人の増加につながると考えています。
 
本学でもキャリア(一生の仕事、進路など)支援室を設置し、求人情報の収集・管理・提供にあたるとともに、大学1年次より参加可能なイベントを各種展開し、学生の希望に沿ったキャリアの獲得に向けて動いています。
 
この写真は、本学卒業生の井原奈都子さんです。井原さんは本学卒業後に専攻科(現在は募集はしていません)でアトピー性皮膚炎の鍼灸治療に取組み、修了後は黒山鍼灸院での勤務を経て、現在は大阪府堺市の阪本クリニックに勤務しています。
阪本クリニックは整形外科を専門とする本院と、その近隣に鍼灸整骨院、鍼灸院を展開しています。鍼灸院での治療は、本院での治療経過から院長がはり・きゅうの治療が適切と判断した患者さんを対象に保険給付(療養費)を取り扱っています。
井原さんは、「各院をローテーションするのでとても新鮮です。鍼灸院ではヘルニアの患者さんが多く、一生懸命治療しています」とのことでした。

東洋写真.jpgのサムネール画像

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